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【2023年3月】おまかせ資産運用THEO[テオ]マンスリーレポート

THEOは、定期的に機能ポートフォリオに組入れているETFやその配分を見直す「リアロケーション」を行います。また、お客さまのポートフォリオと目標値との乖離を修正する「リバランス」も行っています。これらはTHEOの自動運用の主な機能です。

毎月お届けする本レポートでは、その月の市況および運用状況、ならびに月初に行ったリアロケーションについてお届けします。
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各機能ポートフォリオの月間運用状況

1.グロース・ポートフォリオ

3つの機能ポートフォリオのうち、成長株式を中心として組み入れているグロース・ポートフォリオは米ドルベースで +2.74%、円ベースでは +0.13%となりました。

3月の世界株式市場は上昇しました。米国株式市場は、シリコンバレー銀行の経営破綻を契機に金融不安が拡大したことで一時急落しましたが、金融当局の対応により不安が緩和され、月末にかけて上昇しました。欧州の株式市場も、クレディ・スイスの経営危機により一時下落しましたが、UBSグループによる買収の動きが支えとなり、上昇しました。日本の株式市場は、欧米における金融不安の影響を受けましたが、月末には落ち着きを取り戻し、上昇しました。中国株式市場では、経済再開への期待が支えとなり、上昇しました。

米ドルは対円で下落しました。米国における相次ぐ銀行破綻を契機とした金融不安に伴い、FRB(米連邦準備制度理事会)の利上げ停止が視野に入りつつあるとの見方から米国の長期金利が低下し、米ドルが対円で売られる展開となりました。この為替の効果が、ファンドの円ベースパフォーマンスにマイナス寄与となりました。

米ドルベースで見た地域別の寄与度では、米国株式が +1.62%、欧州株式が +0.32%、日本株式が +0.36%となりました。

米国株式の中では、大型成長株式が +1.78%と比較的大きなプラスとなっています。新興国株式も全体的にプラス寄与となりました。(寄与度は米ドルベース)

なお、破綻および買収が報道された金融機関の株式につきまして、報道がされる前の2月末時点で保有比率は、下記の通りでした(当社算出基準)。
SVBフィナンシャルグループ:0.07%
クレディ・スイス:0.01%

4月に入ってからのリアロケーションによるポートフォリオの変更はありません。

「THEOグリーン」のグロース・ポートフォリオ

グロース・ポートフォリオのグリーン(ESG関連銘柄)は米ドルベースで +2.96%、円ベースでは +0.34%となりました。

3月の世界株式市場は、米銀行の経営破綻や欧州金融大手の経営危機などから金融不安が拡大したことで一時下落しましたが、各国金融当局の対応などを好感して月末にかけて上昇しました。
また米国の長期金利が低下したことなどから円高米ドル安となり、この為替の効果がファンドの円ベースリターンにマイナス寄与しました。
ポートフォリオで組み入れているESGに着目したETFは、全体として上昇傾向となりました。パフォーマンスへの寄与度では、米国大型成長株などのETFが比較的大きなプラス寄与となりました。(寄与度は米ドルベース)

なお、破綻および買収が報道された金融機関の株式につきまして、報道がされる前の2月末時点で保有比率は、下記の通りでした(当社算出基準)。
SVBフィナンシャルグループ:0.03%
クレディ・スイス:0.02%

4月に入ってからのリアロケーションによるポートフォリオの変更はありません。

おまかせ資産運用でESG投資ができる「THEOグリーン」についてはこちら

2.インカム・ポートフォリオ

安定した資産成長を目指すため債券を中心に組み入れているインカム・ポートフォリオは米ドルベースで +2.02%、円ベースでは -0.57%となりました。

3月の債券市場は上昇しました。米国では、月初にはインフレ懸念の継続により金利は上昇傾向でしたが、その後、シリコンバレー銀行やシグネチャー銀行の経営破綻を背景に金融システム全体に対する不安が高まり、長期金利は大きく低下しました。FRB(米連邦準備制度理事会)は当月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で0.25%の利上げを実施したものの、市場では先行きの利下げ観測が高まったため、その後も長期金利は低水準で推移しました。欧州と日本においても、ECB(欧州中央銀行)は0.5%の利上げ、また、日銀は金融緩和策の維持などそれぞれ政策決定を実施する一方で、米国での金融システム不安やクレディ・スイスの経営不振の影響により長期金利は低下しました。

米ドルは対円で下落しました。米国における相次ぐ銀行破綻を契機とした金融不安に伴い、FRBの利上げ停止が視野に入りつつあるとの見方から米国の長期金利が低下し、米ドルが対円で売られる展開となりました。この為替の効果がファンドの円ベースパフォーマンスにマイナス寄与となりました。

このような市場環境のなか、ファンドで保有するETFもほとんどが月次で上昇しました。パフォーマンスへの寄与度としては、米ドル建て社債や米国モーゲージ証券などが比較的大きなプラスとなりました。(寄与度は米ドルベース)

なお、破綻および買収が報道された金融機関の債券につきまして、報道がされる前の2月末時点で保有比率は、下記の通りでした(当社算出基準)。
・SVBフィナンシャルグループ:0.01%
・シグネチャーバンク:0.00%
・クレディ・スイス:0.21%

4月に入ってからリアロケーションを行い、米国中期国債の比率を下げて米国短期国債と米国以外の国債の比率を上げる比率調整を行いました。

3.インフレヘッジ・ポートフォリオ

物価変動による影響から資産を守る目的のインフレヘッジ・ポートフォリオは米ドルベースで +3.00%、円ベースでは +0.38%となりました。

3月は、中旬に米国の2つの銀行が経営破綻したことや欧州金融大手の経営不安などを受けて金融システム全体への懸念が広がったことなどから投資家のリスク回避姿勢が強まりました。これを受けて、エネルギー関連株式や不動産関連株式は下落しましたが、その後、金融当局の対応などを受けて金融システム不安が後退すると、月末にかけて上昇し、結局月次では前月末水準を挟んだまちまちな結果となりました。貴金属価格は、リスク回避的な資金が流入したことや米国の金利が低下したことなどから上昇しました。

米ドルは対円で下落しました。米国における相次ぐ銀行破綻を契機とした金融不安に伴い、FRBの利上げ停止が視野に入りつつあるとの見方から米国の長期金利が低下し、米ドルが対円で売られる展開となりました。この為替の効果がファンドの円ベースパフォーマンスにマイナス寄与となりました。

このような環境下、ファンドが保有するETFのパフォーマンスへの寄与度では、米国不動産関連株式などがマイナスとなりましたが、貴金属(金、銀)が比較的大きなプラスとなりました。(寄与度は米ドルベース)

インフレヘッジ・ポートフォリオの参照指数である輸入物価指数は前月比-1.2%となっています。

なお、破綻および買収が報道された金融機関に関する証券については、報道がされる前の2月末時点で保有はありませんでした(当社算出基準)。

4月に入ってからリアロケーションを行いましたが、ETFの組み入れ比率に大きな変更はありませんでした。

累積収益率

※ 上記の各機能ポートフォリオのパフォーマンスおよび運用状況に係るコメントは、当月1ヶ月間を通じた弊社モデルポートフォリオに対するものです。お客様のポートフォリオにおける各機能ポートフォリオ部分は、モデルポートフォリオに基づき運用されます。モデルポートフォリオのパフォーマンスは、運用報酬控除前、税金・取引手数料控除前で計算されています。THEOのお客様のポートフォリオのパフォーマンスは、運用報酬控除後、取引手数料は無料で計算されます。また、月中の入出金や資産残高によっても、そのポートフォリオはモデルポートフォリオとは異なりますので、その運用結果は同一とはなりません。その旨ご留意ください。

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THEOの運用については、「THEOの仕組み」をご覧ください。
運用方針、運用モデルについて、詳しくは「THEOホワイトペーパー」をご参照ください。

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