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【2022年10月】おまかせ資産運用THEO[テオ]マンスリーレポート

THEOは、定期的に機能ポートフォリオに組入れているETFやその配分を見直す「リアロケーション」を行います。また、お客さまのポートフォリオと目標値との乖離を修正する「リバランス」も行っています。これらはTHEOの自動運用の主な機能です。

毎月お届けする本レポートでは、その月の市況および運用状況、ならびに月初に行ったリアロケーションについてお届けします。
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各機能ポートフォリオの月間運用状況

1.グロース・ポートフォリオ

3つの機能ポートフォリオのうち、成長株式を中心として組み入れているグロース・ポートフォリオは米ドルベースで +6.69%、円ベースでは +9.63%となりました。

10月の世界株式市場は、中国など一部地域を除いて上昇しました。米国株・欧州株は、月の後半に欧米の主要中央銀行が景気に配慮して利上げペースを減速させるとの見方が広がったことなどから上昇しました。日本株は、欧米の株価上昇や、コロナ対策の入国規制が緩和されることによるインバウンド需要の拡大期待などから上昇しました。一方で、中国株と香港株は、中国共産党大会を受けて今後統制が強化されることへの懸念などから軟調に推移しました。

米ドルは対円で上昇しました。月初から日米金融当局の政策スタンスの違いなどを背景に米ドルが買われ、一時1米ドル152円近辺まで米ドル高・円安が進みました。その後は政府・日銀がドル売り円買い介入を行ったことや、米国で金融引き締めペースが減速するとの見方が広がったことなどから円が買い戻されました。

地域別の寄与度では、米国株式が +5.20%、欧州株式が +1.48%、日本株式が +0.18%となりなりました。

米国株式の中では、大型バリュー株式が +2.32%、中型バリュー株式が +1.17%と比較的大きなプラスとなっています。新興国株式は中国と台湾が若干のマイナスとなりました。(寄与度は米ドルベース)

なお、11月に入ってからリアロケーションを行い、新興国の株式の比率を上げて米国および欧州株式の比率を下げる調整を行いました。

「THEOグリーン」のグロース・ポートフォリオ

グロース・ポートフォリオのグリーン(ESG関連銘柄)は米ドルベースで +6.64%、円ベースでは +9.58%となりました。

10月の世界株式市場は、国や業種などによってまちまちな展開となりましたが、欧米の主要中央銀行が景気に配慮して利上げペースを減速させるとの見方が広がったことなどから、全体としては上昇しました。
ポートフォリオで組み入れているESGに着目したETFも、先進国株が上昇する一方で、新興国株式が若干マイナスとなるなど、銘柄間でリターンのばらつきが比較的大きくなりました。米国株の中では、成長株に比べてバリュー株が大きく上昇し、パフォーマンスへの寄与度では米国大型バリュー株式が最も大きなプラス寄与となりました。

なお、11月に入ってからリアロケーションを行い、ポートフォリオ全体のリスクコントロールの観点から、主に米国株式のETFの組み入れ比率を調整しました。

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2.インカム・ポートフォリオ

安定した資産成長を目指すため債券を中心に組み入れているインカム・ポートフォリオは米ドルベースで -0.18%、円ベースでは +2.57%となりました。

10月の債券市場は、欧米の国債価格が下落する一方でハイイールド債券価格は上昇するなど、まちまちな動きとなりました。米国では、当月に公表された9月の消費者物価指数が、インフレ再加速の兆候を示す水準であったことなどから10年国債利回りが4%を超える水準まで上昇しましたが、その後、FRB(米連邦準備制度理事会)高官らが、利上げ幅の調整に言及したことから金利は低下しました。欧州でも、主要中央銀行による利上げへの積極姿勢や英国の財政政策への懸念などから上旬から中旬にかけて金利が上昇しましたが、ECB(欧州中央銀行)が理事会で大幅利上げを決定したあとは若干低下しました。

米ドルは対円で上昇しました。月初から日米金融当局の政策スタンスの違いなどを背景に米ドルが買われ、一時1米ドル152円近辺まで米ドル高・円安が進みました。その後は政府・日銀がドル売り円買い介入を行ったことや、米国で金融引き締めペースが減速するとの見方が広がったことなどから円が買い戻されました。

このような市場環境のなか、ファンドで保有するETFのパフォーマンスへの寄与度としては、特に米国短期ハイイールド債券や米ドル建てシニアローンなどがプラス寄与した一方、米国モーゲージ証券や米国7-10年国債などがマイナス寄与となりました。(寄与度は米ドルベース)

なお、11月に入ってからのリアロケーションによるポートフォリオの変更はありません。

3.インフレヘッジ・ポートフォリオ

物価変動による影響から資産を守る目的のインフレヘッジ・ポートフォリオは米ドルベースで +3.02%、円ベースでは+5.86%となりました。

10月のエネルギー関連株式は上昇しました。上旬に、産油国が減産で合意したことなどから原油価格が上昇したことが好感されたほか、下旬には、欧米の利上げペースが減速するとの見方などから一段と上昇しました。不動産関連株式も、中旬までは軟調な展開となりましたが、下旬に利上げペース減速観測から上昇に転じました。金、銀などの貴金属は今月も方向感に欠ける荒い値動きとなりました。

米ドルは対円で上昇しました。月初から日米金融当局の政策スタンスの違いなどを背景に米ドルが買われ、一時1米ドル152円近辺まで米ドル高・円安が進みました。その後は政府・日銀がドル売り円買い介入を行ったことや、米国で金融引き締めペースが減速するとの見方が広がったことなどから円が買い戻されました。

このような環境下、ファンドが保有するETFのパフォーマンスへの寄与度では、金が若干マイナスとなりましたが、エネルギー関連株式や米国不動産関連株式などがプラスに寄与しました。(寄与度は米ドルベース)

インフレヘッジ・ポートフォリオの参照指数である輸入物価指数は前月比+0.1%となっています。

なお、11月に入ってからリアロケーションを行いましたが、ETFの組み入れ比率に大きな変更はありませんでした。

累積収益率

※ 上記の各機能ポートフォリオのパフォーマンスおよび運用状況に係るコメントは、当月1ヶ月間を通じた弊社モデルポートフォリオに対するものです。お客様のポートフォリオにおける各機能ポートフォリオ部分は、モデルポートフォリオに基づき運用されます。モデルポートフォリオのパフォーマンスは、運用報酬控除前、税金・取引手数料控除前で計算されています。THEOのお客様のポートフォリオのパフォーマンスは、運用報酬控除後、取引手数料は無料で計算されます。また、月中の入出金や資産残高によっても、そのポートフォリオはモデルポートフォリオとは異なりますので、その運用結果は同一とはなりません。その旨ご留意ください。

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THEOの運用については、「THEOの仕組み」をご覧ください。
運用方針、運用モデルについて、詳しくは「THEOホワイトペーパー」をご参照ください。

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