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【2023年4月】おまかせ資産運用THEO[テオ]マンスリーレポート

THEOは、定期的に機能ポートフォリオに組入れているETFやその配分を見直す「リアロケーション」を行います。また、お客さまのポートフォリオと目標値との乖離を修正する「リバランス」も行っています。これらはTHEOの自動運用の主な機能です。

毎月お届けする本レポートでは、その月の市況および運用状況、ならびに月初に行ったリアロケーションについてお届けします。
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各機能ポートフォリオの月間運用状況

1.グロース・ポートフォリオ

3つの機能ポートフォリオのうち、成長株式を中心として組み入れているグロース・ポートフォリオは米ドルベースで +1.03%、円ベースでは +3.73%となりました。

4月の世界株式市場は上昇しました。米国株式市場は、3月のCPI(消費者物価指数)が前月から減速し、FRB(米連邦準備制度理事会)による早期利上げ停止の期待が高まったことなどから上昇しました。欧州の株式市場は、ユーロ圏の実質GDP(速報値)が堅調であったことを受け、景気回復への期待から上昇しました。

日本の株式市場は、日銀が金融政策決定会合にて現行の金融緩和策維持を決定したことや、ウォーレン・バフェット氏が日本株への追加投資に言及したことを受けて上昇しました。中国株式市場では堅調な中国の実質GDPが好感されましたが、米政権による対中投資制限への懸念などから香港市場は下落しました。

米ドルは対円で上昇しました。月末に開かれた日銀の金融政策決定会合にて現行の金融緩和策が維持されたことを受け、円安となりました。
この為替の効果がポートフォリオの円ベースパフォーマンスにプラス寄与となりました。

米ドルベースで見た地域別の寄与度では、米国株式が +0.34%、欧州株式が +0.54%、日本株式が +0.02%となりなりました。

米国株式の中では、大型バリュー株式が +0.32%と比較的大きくプラス寄与しています。新興国株式ではインド株式がプラス寄与しましたが中国、台湾株式がマイナス寄与となりました。(寄与度は米ドルベース)

なお、破綻後買収が発表されたファースト・リパブリック・バンクの株式につきまして、3月末時点で保有比率は、0.009%でした(当社算出基準)。

5月に入ってからリアロケーションを行い、主に米国株の中で成長株やESG株の比率を若干下げてバリュー株の比率を上げるなどの比率調整を行いました。

「THEOグリーン」のグロース・ポートフォリオ

グロース・ポートフォリオのグリーン(ESG関連銘柄)は米ドルベースで +0.72%、円ベースでは +3.41%となりました。

4月の世界株式市場は、米国で早期利上げ停止の期待が高まったことやユーロ圏の堅調なマクロ指標などを受けて全体として上昇ましたが、一部米地銀への経営不安や個別企業の四半期決算などを織り込みながら国や業種によってまちまちな内容となりました。

米ドルは対円で上昇しました。月末に開かれた日銀の金融政策決定会合にて現行の金融緩和策が維持されたことを受け、円安となりました。
この為替の効果がポートフォリオの円ベースパフォーマンスにプラス寄与となりました。

このような市場環境の中、ポートフォリオで組み入れているESGに着目したETFもまちまちな動きとなりました。パフォーマンスへの寄与度では新興国株式がマイナス寄与となりましたが、北米を除く先進国が比較的大きなプラスとなりました。(寄与度は米ドルベース)

なお、破綻後買収が発表されたファースト・リパブリック・バンクの株式につきまして、3月末時点で保有比率は、0.002%でした(当社算出基準)。

5月に入ってからのリアロケーションを行い、ポートフォリオ全体のリスクコントロールの観点から、北米を除く先進国株式の比率を若干下げ、新興国株式の比率を上げたほか、米国株式のETFの組み入れ比率を調整しました。

おまかせ資産運用でESG投資ができる「THEOグリーン」についてはこちら

2.インカム・ポートフォリオ

安定した資産成長を目指すため債券を中心に組み入れているインカム・ポートフォリオは米ドルベースで +0.48%、円ベースでは +3.16%となりました。

4月の債券市場は方向感に欠ける展開となりましたが、月次では全体として上昇しました。米国では、景気指標の鈍化による景気後退懸念や利上げ終了観測が広がる一方で、FRB(米連邦準備制度理事会)高官らが追加利上げを示唆する発言を行ったことから神経質な展開となりましたが、月後半には地銀からの大規模預金流出による金融不安が再燃し、金利は低下(債券価格は上昇)しました。

欧州においては、インフレ率が高止まりする中、ECB(欧州中央銀行)による積極的な利上げ観測から金利は上昇したものの、米国での金融不安再燃から一転低下となりました。

日本では、日銀の新総裁就任を受けて、今後の政策見通しに対する思惑、および月末の金融政策決定会合での政策変更見送りなどから金利は上下に変動する結果となりました。また、市場のリスク選好度合を反映し新興国債券や社債などは堅調な動きとなりました。

米ドルは対円で上昇しました。月末に開かれた日銀の金融政策決定会合にて現行の金融緩和策が維持されたことを受け、円安となりました。
この為替の効果がポートフォリオの円ベースパフォーマンスにプラス寄与となりました。

このような市場環境のなか、ポートフォリオで保有するETFもまちまちな動きながら月次で上昇しました。パフォーマンスへの寄与度としては、米ドル建て短期投資適格社債、米ドル建て社債などが比較的大きなプラスとなりました。(寄与度は米ドルベース)

なお、破綻後買収が発表されたファースト・リパブリック・バンクに関する証券は保有しておりません(当社算出基準)。

5月に入ってからのリアロケーションによるポートフォリオの変更はありません。

3.インフレヘッジ・ポートフォリオ

物価変動による影響から資産を守る目的のインフレヘッジ・ポートフォリオは米ドルベースで +1.20%、円ベースでは +3.91%となりました。

4月の原油市場は、上旬に主要な産油国が追加減産を発表したことを受けて上昇しましたが、その後は米国の景気鈍化懸念などから軟調に推移し、月次では比較的小幅な上昇となりました。貴金属価格も米国の景気指標などを見ながらの神経質な展開となり、金、銀、プラチナなどでまちまちな展開となりましたが、米ドルがユーロや英ポンドなどに対して下落したことなどを受けて全体としては月次で上昇しました。不動産・インフラ関連も方向感の定まりにくい推移となりましたが、月次では上昇しました。

米ドルは対円で上昇しました。月末に開かれた日銀の金融政策決定会合にて現行の金融緩和策が維持されたことを受け、円安となりました。
この為替の効果がポートフォリオの円ベースパフォーマンスにプラス寄与となりました。

このような環境下、ポートフォリオが保有するETFのパフォーマンスへの寄与度では、貴金属(金、銀)や米国不動産関連株式などが比較的大きなプラスとなりました。(寄与度は米ドルベース)

インフレヘッジ・ポートフォリオの参照指数である輸入物価指数は前月比-2.3%となっています。

なお、破綻後買収が発表されたファースト・リパブリック・バンクに関する証券は保有しておりません(当社算出基準)。

5月に入ってからリアロケーションを行いましたが、ETFの組み入れ比率に大きな変更はありませんでした。

累積収益率

※ 上記の各機能ポートフォリオのパフォーマンスおよび運用状況に係るコメントは、当月1ヶ月間を通じた弊社モデルポートフォリオに対するものです。お客様のポートフォリオにおける各機能ポートフォリオ部分は、モデルポートフォリオに基づき運用されます。モデルポートフォリオのパフォーマンスは、運用報酬控除前、税金・取引手数料控除前で計算されています。THEOのお客様のポートフォリオのパフォーマンスは、運用報酬控除後、取引手数料は無料で計算されます。また、月中の入出金や資産残高によっても、そのポートフォリオはモデルポートフォリオとは異なりますので、その運用結果は同一とはなりません。その旨ご留意ください。

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THEOの運用については、「THEOの仕組み」をご覧ください。
運用方針、運用モデルについて、詳しくは「THEOホワイトペーパー」をご参照ください。

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