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分散投資の一つ「地域の分散」とは? #これからのお金と資産運用の話

Don’t put all your eggs in one basket
すべての卵を一つのカゴに盛るな

この格言を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
欧米で古くからあることわざで、投資においても基本の考え方として知られています。
どういう意味かご存知でしょうか?

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卵をたくさん買ったとします。一つのカゴに入れておくと、うっかりそのカゴを落としてしまったときに、すべての卵が割れてしまいますよね。

卵はいくつかのカゴに分けて持とう、そうすればもし一つのカゴの卵が割れてしまっても、他のカゴの卵は割れずに残る、という意味なのです。

投資の基本も同じで、大事なのは「ひとつに集中させず、分けること」。これが「分散投資」の考え方です。

「そんな話は基本中の基本だよ」と思っている投資経験者の方もいらっしゃるかもしれませんが、あらためて、分散投資について考えてみませんか?

地域・資産・時間の3つの分散

具体的に分散投資とは何をすれば良いのでしょうか。
分散の方法にはいくつかありますが「地域の分散」「資産の分散」「時間の分散」が主な方法と言えるでしょう。投資する地域、資産、タイミングを分散させることで、それぞれ個別の対象資産が持つリスクを分散させて、ポートフォリオ全体としてのリスクを低減させる手法です。

「地域の分散」とは?

分散投資のひとつの方法として「地域の分散」があります。

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例えば、日本国内の株式だけに投資した場合を考えてみます。地域を限定した場合、日本独自のリスクにさらされる可能性があります。

世界経済と日本の経済成長を比べてみましょう。IMFが発表している世界の経済成長率では、世界に比べて日本は、2018年の見通しで2.6%、2019年の見通しでは2.8%下回っています。

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もし世界経済が成⾧するなかで、日本だけがこの先も低成⾧にとどまった場合、どうなるでしょうか。
日本企業の業績が悪化すれば、国内の株式も低調になってしまいます。その場合、日本の株式のみを保有している人は、自分が保有する資産の成⾧もあまり見込めません。これが、地域を限定した場合のリスクです。

同一地域の資産は、似通ったリスク特性を持っていることが多いため、地域を限定せず、世界のあらゆる地域に分散して投資をすることで、個別地域のリスクを大きく背負うことなく、リスクを分散させるという考えが必要になります。

要するに、景気の良い国、良くない国、先進国、新興国など、経済の状況はさまざまなので、それぞれに対して資産を分けて投資を行うということです。

金融市場やテクノロジーの発達で、私たちは世界中の資産に分散投資ができるようになりました。THEOでは、最大30種類以上のETF(上場投資信託)に投資することによって、実質的に世界数十カ国へ投資を行なっているのと同じ効果があります。
これらのETFをさらに分解するなら、投資先資産(株式、債券、コモディティ、不動産等)のバリエーションは世界約70の国・地域にわたり、 最終投資対象は20,000銘柄以上(※2022年7月現在)という豊富さを誇ります。

同じような投資を自分で行おうとすると、膨大な手間と時間がかかり、コストもかかります。

手間のかかる作業はTHEOの自動運用にまかせ、楽しい毎日を過ごすというのも、現代人の賢い選択と言えるのではないでしょうか。

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