iOS、Androidアプリのホーム画面を改善しました|「時価評価額が増えていくことが感じられるデザインに。」
こんにちは、THEOのデザイナーの四倉です。
12月16日にリリースしたiOS/AndroidアプリのVersion 1.20191216より、ホーム画面の表示を改善しました。これを皆様の資産運用にどのように活用できるか、デザイナーの観点でTHEOのプロダクトについて解説したいと思います。
ホーム画面のデザイン
これまでiOS/Androidアプリのホーム画面では、ユーザーが画面を開いた時点での時価評価額とトータルリターンだけが表示されていましたが、今回のリリースより運用開始してから今日までの資産推移のグラフを表示するように変更しました。
もし上記のような表示になっていないという方は最新版へのアップデートをお願いします。またiOS/Androidアプリをご利用されていない方は、ぜひこの機会にインストールされることをおすすめします。
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また、12月19日にはWeb版マイページのトップページも資産推移画面に変更される予定です。
デザインで解決したかった課題は?
THEOではお客さまに長期的に資産運用を続けていただくため、ユーザーから寄せられた声を非常に大切に考えています。これまでのiOS/Androidアプリに関して、お客さまサポートに寄せられた意見や、それを元にお客さまに実際にお会いしてご意見を伺ってみたところ、解決すべき課題が2つあることがわかりました。
トータルリターンに一喜一憂してしまうこと
THEOでは、トータルリターンを次の通り計算しています。
少し分かりにくいですが、仮に1年前にTHEOに100万円を入金し、今日の時価評価額が105万円だったお客さまがいた場合、
トータルリターン(損益額)= +5万円
トータルリターン(比率)= +5%
となります。
トータルリターンは確かに、THEOのパフォーマンスを考える上で重要な指標なのですが、これだけを見てしまうと、長期的な資産運用にとって大事なことを見誤ってしまうこともあります。
時価評価額が増えていくことが感じられるデザインに
例として、先程の「トータルリターン(損益額) = +5万円のお客さま」が入金や出金した際のことを考えてみましょう。
仮に、時価評価額105万円に満足して50万円を出金してしまった場合、
トータルリターン(損益額)= +5万円
トータルリターン(比率)= +5%
は変わりありません。
一方次のリターンを生み出す原資となる時価評価額は55万円に減ってしまっています。
また仮に、トータルリターン(損益額) +5万円に期待して100万円を追加入金した場合、
トータルリターン(損益額)= +5万円
トータルリターン(比率)= +2.5%
と一時的にトータルリターン(比率)が下がってしまったかのような印象になります。しかし、次のリターンを生み出す原資となる時価評価額は205万円に増えています。
THEOはお客さまに長期的な資産運用を続けていただきたいと考えています。運用で得た収益は、再投資することで複利効果が得られ、それぞれのお客さまが目標とする資産を形成できると考えています。
参考:複利効果について
資産運用を続けるため最大限のサポートをしていくという観点では、ご自身の時価評価額がどのように増えていっているかということをデザイン上もっとも強調するのが良く、トータルリターンはTHEOのパフォーマンスの参考や市況の変化との関連を見るための補助的な位置にレイアウトした方が良いと判断し、今回のデザイン変更をすすめました。
引き続き改善を続けていきます
もしかすると、アプリやWebを起動した瞬間にガラリとレイアウトが変わってしまったことにびっくりされたお客さまもいらっしゃったかもしれません。
前述の通りTHEOはお客さまに長期的に資産運用を続けていただくため、ユーザーから寄せられた声を非常に大事に考えています。また資産形成のサポートとして、これからも様々なデザインの改善を検討しています。
これから生み出されるデザインが、お客さまの資産運用の一助となるよう、THEOのデザインチームも引き続き努力していきます!
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