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資産運用コラム

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投資経験がない方でも「お金」や「資産運用」とどのように向き合えば良いかが、分かるようになる。
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#つみたてNISA

「ひとが投資をすることとは」

前回のブログで触れたことですが、8月の株価の急落を目のあたりにし、株式・債券、更にグローバル投資では避けられない為替リスクを負ってまで、なぜ個人がリスクのある資産で資産形成をしなければならないのだろうと疑問に感じられた方も多いのではないかと思った次第です。 「ひとが投資をするとはどういうことか」をお金のデザイン研究所と京都大學哲学科による共同研究[1]を2021年より進めておりますが、今年の8月に、預金での資産形成と投資による資産形成とは何が違うのだろうかということがテーマ

暴落が起こっても長期投資家が株を売らない理由

本年8月初めに日経平均株価は史上最大の下げ幅(下げ率の大きさで2番目)を記録しました。投資を始めたばかりの初心者の方はこの暴落に驚いたかもしれません。さて、この暴落の直後、不安になった一部の投資家があわてて株式を売却したようです。 一方、年金基金など長期投資を行っている機関投資家のほとんどは株式を売却しませんでした。それどころか、彼らの多くは暴落後に株式を買っています。それは相場観でも何でもなくルールになっているからです。(これについては後ほど説明します。)本稿では、市場が

お金のデザインの投資信託がつみたてNISAの対象商品に選ばれました!

2024年5月にお金のデザインが運用するTHEOグロースAI・ファンドが、NISAのつみたて投資枠の対象ファンドに選定されました。今回のブログでは、つみたて投資枠についての概要から、当ファンドの特徴、そしてお金のデザインのNISA対応について、お話ししたいと思います。 つみたて投資枠とは?NISA口座は、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つの枠で構成されていますが、二つの投資枠は併用することが可能です。 成長投資枠は、一括(スポット)購入が可能で、一部の商品を除外した上