物価上昇から資産を守るために、お金を働かせる
物価が上がるとお金の価値は下がっていく?
食品や光熱費、ガソリン代など生活必需品の価格が上昇し、インフレを実感されている方も多いことと思います。
日本で消費者物価(CPI)の上昇が2%を超える水準で推移しているのは、2022年4月以降です。
物価が上がり収入が増えないと、使えるお金は少なくなります。
収入が増えたとしても、物価上昇幅のほうが大きければ、お金の使い方を見直さない限り使えるお金は少なくなり、お金の価値は下がります。
「お金の価値が下がる」ことを実感していただくために、以下のグラフをご覧ください。
仮に毎年2%の物価上昇が10年続いた場合、1,000万円の実質的な価値は現在の820万円程度に減少してしまいます。
元本が減らなくても使えるお金が減りますので、実質的に貧しくなっているということだと言えます。
お金を働かせるとは?(資産形成でとくに大切なこと)
では、物価上昇が続いても購買力を維持する(生活水準を下げない)ために、私たちは何をしたらいいのでしょうか。
方法はいくつかありますが、すぐにできることの一つに「お金に働いてもらうこと」があります。
「お金に働いてもらう」とは、預金口座でお金を眠らせたままにしないということです。
お金を働かせるうえで重要なことは、長期にわたる資産形成を前提にすることです。
長期にわたる資産形成は「安定的に増える」「回復不能なほど減らない」という点です。
お金が増えていくことは大切ですが、運用の途中で大けがをしない、つまり「資産のへこみ」をなるべく小さくすることです。
一つの銘柄、一つの資産にお金を入れておくと、予測できない事件に巻き込まれることがあります。
例えば、過去には「東日本大震災」「米国の地銀破綻がスイスの銀行に波及」するなど、わたしたちの予測が到底及ばないところにも潜んでいます。
複数の資産クラス、複数の銘柄に投資する、つまり「分散投資」をすることで価格変動を抑えることができます。
お金のデザイン公式YouTubeチャンネルでも詳しく説明しています。
損失回避の行動はかえってパフォーマンス低下を招く?
一般的な投資家は、市場の大幅な変動に直面すると損失回避を求めて売買を行う傾向があり、その結果、パフォーマンスが市場の平均を下回ってしまうことがあります。
米ダルバー社の調査によれば、過去30年間(1984年~2013年)に個人投資家が実際に得たリターンは、市場平均よりもかなり劣っていたという結果になっています。
この投資家の合理的でない行動が引き起こすパフォーマンスの劣化を「行動ギャップ」と言い、このギャップがあることは「ダルバー効果」といわれています。
このような行動ギャップを避けるためには、THEOのようなおまかせ運用を活用し、ペースを崩さずコツコツと運用を継続していただくのがおすすめです。
THEOは自社開発のアルゴリズムを用いて運用をしていますので、運用担当者の意図的な判断による売買は行っていません。
収益が出ているときに利益確定をするのではなく、投資の基本である「長期・分散」を継続し、日々の値動きで一喜一憂しないことが資産形成を成功させるコツだといえます。
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THEOの運用については、「THEOの仕組み」をご覧ください。
運用方針、運用モデルについて、詳しくは「THEOホワイトペーパー」をご参照ください。