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相場が不安定な時はどのように行動したらいい?


VIX指数と世界株式の推移

昨日のブログでもご案内の通り、8月2日に発表された米国雇用統計が、弱かったことなどから米国経済への懸念が広がり、週明けの日経平均株価指数は4,451円(12.4%)安となりました。この株安は、日本時間夕方から始まった欧州市場、米国市場にも引き継がれ、イギリスの株価指数(FTSE100指数)は2.0%安、米国の株価指数(S&P500指数)は、3.0%安となりました。市場の不安心理を反映するといわれるシカゴ・オプション取引所のボラティリティ指数(VIX指数)は、2020年10月28日以来の高水準に達しています。

VIX指数と世界株式の推移
(2018年1月末~2024年8月5日)

(出所)各種データよりお金のデザイン作成
※VIX:VIX指数、世界株式:S&Pグローバル1200指数 

以上のように、かなり荒れた展開が続いていますが、一方で、米国債券市場を見ると若干の落ち着きも取り戻し始めています。米国経済の不安から利下げが早まるとの期待や、「質への逃避」※から米国債の利回りは低下(価格は上昇)し、今月に入ると、10年債利回りでみると4%を切り、8月2日には、3.8%程度まで急低下しました。昨日の米国市場でもその動きは続き、一時2023年6月以来の3.667%まで低下しました。しかし、その後米供給管理協会(ISM)が発表した7月の非製造業総合指数(PMI)が、活動の拡大・悪化の分岐点である50を上回る51.4となり、6月の48.8から上昇したとのニュースを受け、債券市場は落ち着きを取り戻し、10年債利回りでみると、前日と大きくは変わらない3.779%程度で8月5日の取引を終えています。

※経済不安など先行きが不透明な時に、投資家が投資対象をよりリスクが低く、安全性の高い資産を求めること。

相場が不安定な時ほど投資の基本(長期・積立・分散)の徹底を

市場は、生き物といわれ、このような大きな動きは時折起こります。そうした中で、短期売買で収益を獲得していこうという人はともかく、THEOでは、こうした短期的な動きには惑わされず、「長期・分散・積立」による投資を推奨しています。

THEOがサービスを開始した2016年2月からTHEOの代表的なポートフォリオで運用していたとすると、そのポートフォリオの高値から10%以上下落した機会は以下、2回あります。(月次リターンをベースに算出)

① 2018年10月~12月(米中貿易摩擦などによる市場の混乱):-10.4% 
② 2020年1月~3月  (コロナショック):-18.5% 
(上記パフォーマンス計測のもととなるデータの詳細はこちら

下落局面のTHEOと主要資産のパフォーマンス

(出所)各種データを元にお金のデザイン作成
※THEO:代表的なポートフォリオの実績を元に算出。
※世界株式: S&P グローバル 1200 指数、日本株式: TOPIX
※全て円ベースのトータルリターン

また、2018年10~12月期のマイナス幅を追加投資を一切せずに取り戻すには11カ月、2020年1~3月のケースでは9カ月を要しましたが、たとえ10%を超えるマイナスに直面しても、1年以内に回復することができました。

THEOの代表的なポートフォリオのパフォーマンス

(2016年3月~2024年6月)

※THEOの代表的なポートフォリオ(LGP:54%, ICP:35%, IHP:11%)の実績を元に作成
※2016年3月を100として指数化

ここ数日の市場の急変で、ご自身の資産価格が目減りしてしまい、不安に思われている方もいらっしゃるかと思いますが、THEOのように分散されたポートフォリオで長期運用を心がけることで、着実に資産を増やしていくことが可能となるのです。

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THEOの運用については、「THEOの仕組み」をご覧ください。
運用方針、運用モデルについて、詳しくは「THEOホワイトペーパー」をご参照ください。

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