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【2024年7月】おまかせ資産運用THEO[テオ]マンスリーレポート

THEOは、定期的に機能ポートフォリオに組入れているETFやその配分を見直す「リアロケーション」を行います。また、お客さまのポートフォリオと目標値との乖離を修正する「リバランス」も行っています。これらはTHEOの自動運用の主な機能です。

毎月お届けする本レポートでは、その月の市況および運用状況、ならびに月初に行ったリアロケーションについてお届けします。
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各機能ポートフォリオの月間運用状況

1.グロース・ポートフォリオ

3つの機能ポートフォリオのうち、長期的に高い成長を目指す、株式を中心として組み入れているグロース・ポートフォリオは米ドルベースで +2.29%、円ベースでは -4.63%となりました。

7月の世界株式市場は、まちまちな内容となりましたが、全体としては上昇しました。米国株式市場は、月前半にCPI(消費者物価指数)が鈍化したことを受け、米景気のソフトランディングへの期待などから上昇しました。
月後半は、中国に対する半導体規制強化への警戒感や、AIブームの先行きに対する不透明感などから、ハイテク株が下落したことで軟調な展開となりました。欧州株式市場も、月前半は小幅に上昇しましたが、月後半は米国株式につれて下落しました。日本の株式市場は、月前半は堅調な米国ハイテク株を背景に上昇し日経平均株価は史上最高値を更新しましたが、月後半は米ハイテク株が下落したことや急速に進む円高の影響などから大きく下落しました。中国株式市場は、不動産市場や個人消費の低迷などから下落しました。

為替市場では、米CPI(消費者物価指数)の鈍化を受けてFRB(米連邦準備制度理事会)による利下げ観測が高まったことや、トランプ前米大統領のドル高是正発言などから円高ドル安となりました。この為替の効果がポートフォリオの円ベースパフォーマンスにマイナス寄与となりました。

米ドルベースで見た地域別の寄与度では、米国株式が +1.43%、欧州株式が +0.33%、日本株式が +0.31%となりました。

米国株式の中では大型・中型のバリュー株式が比較的大きなプラス寄与となっています。新興国株式もプラス寄与となりました。(寄与度は米ドルベース)

8月に入ってからリアロケーションを行い、アジア太平洋株式(日本除く)、エマージング株式、米国大型成長株式の比率を下げて、インド株式、米国中型バリュー株式、米国中型成長株式の比率を上げるなどの比率調整を行いました。

「THEOグリーン」のグロース・ポートフォリオ

グロース・ポートフォリオのグリーン(ESG関連銘柄)は米ドルベースで +1.84%、円ベースでは -5.06%となりました。

7月の世界株式市場は、国・地域や業種によってまちまちな結果となりました。上旬は米国の利下げ期待などからハイテク関連株を中心に上昇しました。中旬以降は、一部の米ハイテク関連企業の決算に対する失望感などから軟調な展開となりましたが、それまで出遅れていた業種や小型株などが物色されました。

為替市場では、米CPI(消費者物価指数)の鈍化を受けてFRB(米連邦準備制度理事会)による利下げ観測が高まったことや、トランプ前米大統領のドル高是正発言などから円高ドル安となりました。この為替の効果が、ポートフォリオの円ベースパフォーマンスにマイナス寄与となりました。

このような市場環境の中、ポートフォリオで組み入れているESGに着目したETFのパフォーマンスに対する寄与度では、米国大型バリュー株式などがプラスとなりました。(寄与度は米ドルベース)

8月に入ってからリアロケーションを行い、ポートフォリオ全体のリスクコントロールの観点から、米国大型成長株式の比率を下げて、米国大型バリュー株式の比率を上げるなどの比率調整を行いました。

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2.インカム・ポートフォリオ

安定した資産成長を目指すため債券を中心に組み入れているインカム・ポートフォリオは米ドルベースで +1.98%、円ベースでは -4.92%となりました。

7月の米国債券市場では、CPI(消費者物価指数)が鈍化したことなどを受けてFRB(米連邦準備制度理事会)による9月の利下げ観測が高まり、米長期金利は低下しました。欧州においては、フランス国民議会選挙において極右・極左勢力が何れも過半数の議席を獲得できなかったことや、米長期金利が低下したことなどを受けて、域内の金利は低下しました。また、ECB(欧州中央銀行)が追加利下げに対して慎重な姿勢を示唆しましたが、影響は限定的でした。日本では、米長期金利が低下する中、金融政策決定会合における利上げ観測や急速に進む円高などを材料に長期金利は上下動を繰り返し、前月末とほぼ同水準で月末を迎えました。

為替市場では、米CPI(消費者物価指数)の鈍化を受けてFRB(米連邦準備制度理事会)による利下げ観測が高まったことや、トランプ前米大統領のドル高是正発言などから円高ドル安となりました。この為替の効果がポートフォリオの円ベースパフォーマンスにマイナス寄与となりました。

このような市場環境のなか、ポートフォリオで保有するETFのパフォーマンスへの寄与度は、米ドル建て投資適格社債、米ドル建てモーゲージ証券などがプラスとなりました。(寄与度は米ドルベース)

8月に入ってからのリアロケーションによるポートフォリオの変更はありません。

3.インフレヘッジ・ポートフォリオ

物価変動による影響から資産を守る目的のインフレヘッジ・ポートフォリオは米ドルベースで +4.59%、円ベースでは -2.49%となりました。

7月の不動産関連株式は、米国の長期金利が低下したことなどから米国を中心に上昇しました。原油価格は、米国や中国の一部の景気指標が低調だったことなどを受けて需要減速懸念が広がり下落しました。しかし、エネルギー関連株は、米国のハイテク関連株などが売られて、景気敏感株が買われる流れを受けて、比較的堅調に推移しました。貴金属価格は、マクロ経済指標および金利や為替の動向などをにらみながらの展開となり、月次では金が上昇する一方で銀が下落するなどまちまちな結果となりました。

為替市場では、米CPI(消費者物価指数)の鈍化を受けてFRB(米連邦準備制度理事会)による利下げ観測が高まったことや、トランプ前米大統領のドル高是正発言などから円高ドル安となりました。この為替の効果がポートフォリオの円ベースパフォーマンスにマイナス寄与となりました。

このような環境下で、ポートフォリオのパフォーマンスに対するETFの寄与度では、米国不動産関連株式、金などが比較的大きなプラス寄与となりました。(寄与度は米ドルベース)

インフレヘッジ・ポートフォリオの参照指数である輸入物価指数は前月比+0.5%となっています。

8月に入ってからリアロケーションを行い、金の比率を下げて米国物価連動債の比率を上げるなどの比率調整を行いました。

累積収益率

※ 上記の各機能ポートフォリオのパフォーマンスおよび運用状況に係るコメントは、当月1ヶ月間を通じた弊社モデルポートフォリオに対するものです。お客様のポートフォリオにおける各機能ポートフォリオ部分は、モデルポートフォリオに基づき運用されます。モデルポートフォリオのパフォーマンスは、運用報酬控除前、税金・取引手数料控除前で計算されています。THEOのお客様のポートフォリオのパフォーマンスは、運用報酬控除後、取引手数料は無料で計算されます。また、月中の入出金や資産残高によっても、そのポートフォリオはモデルポートフォリオとは異なりますので、その運用結果は同一とはなりません。その旨ご留意ください。

THEOの運用については、「THEOの仕組み」をご覧ください。
運用方針、運用モデルについて、詳しくは「THEOホワイトペーパー」をご参照ください。

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