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【2023年11月】おまかせ資産運用THEO[テオ]マンスリーレポート

THEOは、定期的に機能ポートフォリオに組入れているETFやその配分を見直す「リアロケーション」を行います。また、お客さまのポートフォリオと目標値との乖離を修正する「リバランス」も行っています。これらはTHEOの自動運用の主な機能です。

毎月お届けする本レポートでは、その月の市況および運用状況、ならびに月初に行ったリアロケーションについてお届けします。
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各機能ポートフォリオの月間運用状況

1.グロース・ポートフォリオ

3つの機能ポートフォリオのうち、成長株式を中心として組み入れているグロース・ポートフォリオは米ドルベースで +8.73%、円ベースでは +6.23%となりました。

11月の世界株式市場は国によってまちまちな内容ながら全体としては上昇しました。米国株式市場は、FRB(米連邦準備制度理事会)による利上げサイクルが終了したとの見方から上昇しました。欧州の株式市場は、米国と同様にインフレ鈍化が観測されたことを受け、早期利下げ期待から上昇しました。日本の株式市場は、米国株式市場に伴って上昇しました。中国株式市場は、不動産市場低迷への不安などから下落しました。

為替市場では、米経済指標によりインフレ鈍化が観測されたことや、FOMC(米連邦公開市場委員会)において金利の据え置きが決定されたことを受け、利上げサイクル終了の見方から米長期金利が低下し、円高ドル安となりました。この為替の効果がポートフォリオの円ベースパフォーマンスにマイナス寄与となりました。

米ドルベースで見た地域別の寄与度では、米国株式が +5.62%、欧州株式が +1.15%、日本株式が +0.50%となりました。

米国株式の中では米国大型成長株式が大きくプラス寄与しています。新興国株式も全体的にプラス寄与となっています。(寄与度は米ドルベース)

12月に入ってからのリアロケーションによるポートフォリオの変更はありません。

「THEOグリーン」のグロース・ポートフォリオ

グロース・ポートフォリオのグリーン(ESG関連銘柄)は米ドルベースで +9.24%、円ベースでは +6.72%となりました。

11月の世界株式市場は、米国景気の減速を示す一部の経済指標を受けて、インフレが収束し利上げが終了するとの見方が広がったことなどから上昇しました。

為替市場では、米経済指標によりインフレ鈍化が観測されたことや、FOMC(米連邦公開市場委員会)において金利の据え置きが決定されたことを受け、利上げサイクル終了の見方から米長期金利が低下し、円高ドル安となりました。この為替の効果がポートフォリオの円ベースパフォーマンスにマイナス寄与となりました。

このような市場環境の中、ポートフォリオで組み入れているESGに着目したETFも上昇し、米国株式のほか北米を除く先進国や新興国など、全体的にポートフォリオのパフォーマンスに対してプラス寄与となりました。(寄与度は米ドルベース)

12月に入ってからのリアロケーションによるポートフォリオの変更はありません。

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2.インカム・ポートフォリオ

安定した資産成長を目指すため債券を中心に組み入れているインカム・ポートフォリオは米ドルベースで +3.63%、円ベースでは +1.25%となりました。

11月の米国債券市場では、当月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で政策金利の据え置きが決定され、また、公表された10月の消費者物価指数がインフレ率の低下を示したことにより、市場では利上げ局面終了の観測が広まったことを主因として長期金利は大幅に低下(債券価格は上昇)しました。欧州では、米国同様、イングランド銀行が政策金利の据え置きを決定したことや、域内主要国のインフレ圧力が予想以上に低下したことで、早期利下げ期待が高まり長期金利低下となりました。日本では、米国金利の低下や月末での日銀総裁による金融正常化への慎重な姿勢を反映した発言により、長期金利は低下しました。その他、リスク選好的な市場環境を反映して、新興国債券やハイイールド社債なども好調でした。

為替市場では、米経済指標によりインフレ鈍化が観測されたことや、FOMC(米連邦公開市場委員会)において金利の据え置きが決定されたことを受け、利上げサイクル終了の見方から米長期金利が低下し、円高ドル安となりました。この為替の効果がポートフォリオの円ベースパフォーマンスにマイナス寄与となりました。

このような市場環境のなか、ポートフォリオで保有するETFのパフォーマンスへの寄与度は、米ドル建て投資適格社債、米ドル建てモーゲージ証券などが比較的大きなプラスとなりました。(寄与度は米ドルベース)

12月に入ってからリアロケーションを行い、米ドル建て短期投資適格社債、米ドル建てエマージング債券の組み入れ比率を下げて、米ドル建て投資適格社債、米ドル建てシニアローンの比率を上げるなどの比率調整を行いました。

3.インフレヘッジ・ポートフォリオ

物価変動による影響から資産を守る目的のインフレヘッジ・ポートフォリオは米ドルベースで +6.65%、円ベースでは +4.20%となりました。

11月の不動産関連株式は、米国において利上げ局面の終了が近いとの観測が広がり、金利が低下したことなどを受けて上昇しました。原油価格は、パレスチナ情勢の不透明感や一部産油国が減産を検討しているとの報道などから上昇する場面もありましたが、米国の景気減速懸念などから下落しました。これを受けて、エネルギー関連株は株式市場が全体としては上昇する中、ほぼ横ばいの推移となりました。貴金属価格は、米国の金利が低下し、米ドルが他の主要通貨に対して下落したことなどを受けて上昇しました。

為替市場では、米経済指標によりインフレ鈍化が観測されたことや、FOMC(米連邦公開市場委員会)において金利の据え置きが決定されたことを受け、利上げサイクル終了の見方から米長期金利が低下し、円高ドル安となりました。この為替の効果がポートフォリオの円ベースパフォーマンスにマイナス寄与となりました。

このような環境下で、ポートフォリオが保有するETFはエネルギー関連株式を除き全体的に上昇しました。パフォーマンスへの寄与度では、米国不動産関連株式が比較的大きくプラス寄与しています。(寄与度は米ドルベース)

インフレヘッジ・ポートフォリオの参照指数である輸入物価指数は前月比+1.0%となっています。

12月に入ってからリアロケーションを行いましたが、ETFの組み入れ比率に大きな変更はありませんでした。

累積収益率

※ 上記の各機能ポートフォリオのパフォーマンスおよび運用状況に係るコメントは、当月1ヶ月間を通じた弊社モデルポートフォリオに対するものです。お客様のポートフォリオにおける各機能ポートフォリオ部分は、モデルポートフォリオに基づき運用されます。モデルポートフォリオのパフォーマンスは、運用報酬控除前、税金・取引手数料控除前で計算されています。THEOのお客様のポートフォリオのパフォーマンスは、運用報酬控除後、取引手数料は無料で計算されます。また、月中の入出金や資産残高によっても、そのポートフォリオはモデルポートフォリオとは異なりますので、その運用結果は同一とはなりません。その旨ご留意ください。


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THEOの運用については、「THEOの仕組み」をご覧ください。
運用方針、運用モデルについて、詳しくは「THEOホワイトペーパー」をご参照ください。

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