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直近の株式市場の下落について

米国株式市場は、ダウ平均株価指数で6月10日に-2.73%、6月13日も-2.79%下落するなど大きな下落となりました。
 
これは、6月10日に米労働省が発表した5月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比8.6%と40年5か月ぶりの水準になったことが大きな要因です。米国の消費者物価指数は3月に前年同月比8.5%と上昇した後4月には前月比8.3%と低下しており、市場ではインフレはピークアウトしたのではとの見解が見られていました。しかし、再び米国消費者物価指数が上昇したことにより、インフレを抑え込むために、FRB(米国連邦準備理事会)が利上げを加速させ、景気を冷やしかねないとの見解が強まりました。金融政策の変化に敏感とされる米国2年債利回りは、3.283%と2007年12月以来の水準に達しています。

分散効果の意味

THEOは分散投資の大切さをこれまでもお伝えしてきました。
今回は、現在の市場で効果的であると思われる「2つの分散投資」にフォーカスを当ててみたいと思います。

① 通貨の分散

THEOは、ドル資産への投資を積極的に行っています。
THEOのお客さまは日本に居住されており、お給料を「円」でもらっている方がほとんどかと思います。そのまま円だけで資産を保有している場合、円が下落することでグローバルで見た場合の購買力は低下してしまいます。
そのためTHEOでは多くのドル資産に投資をして、そのような事態に備えており、それらの資産は現在の円安/ドル高の環境の中でTHEOのパフォーマンスに大きく貢献しています。


② インフレヘッジ・ポートフォリオ

THEOのポートフォリオは、長期的に高いリターン獲得を目指す株式を中心とした「グロース・ポートフォリオ」、リスクを抑え安定的かつ着実なリターンの獲得を目指す債券を中心とした「インカム・ポートフォリオ」、物価変動から資産価値を守ることを目指す「インフレヘッジ・ポートフォリオ」という3つの機能ポートフォリオを組み合わせ、投資資産を広く分散させています。
特に年初来で見ますと、インフレ高進が進む中、「インフレヘッジ・ポートフォリオ」が多くのお客さまのポートフォリオに貢献しているのを実感いただけているのではないでしょうか。

今回のような市場の急落は、決して珍しいことではありません。
そのような相場の動きに備え、広く国際分散投資をお客さまに代わって「おまかせ」で行っているのがTHEOです。

市場の状況に一喜一憂することなく、これからも積立も使いながら資産形成を続けていきましょう。

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THEOの運用については、「THEOの仕組み」をご覧ください。
運用方針、運用モデルについて、詳しくは「THEOホワイトペーパー」をご参照ください。

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