見出し画像

【2021年3月】 〜もっとわかりやすい〜THEO マンスリーレポート

THEOは、定期的に組入れETFの見直し(リアロケーション)を行います。この「リアロケーション」と、お客さまのポートフォリオと目標値との乖離を修正する「リバランス」が、THEOの自動運用の主な機能となります。

毎月お届けする本レポートでは、その月の市況および運用状況、並びに月初に行ったリアロケーションについてお届けいたします。
※「リアロケーション」「リバランス」の詳細はこちら
※「機能ポートフォリオ」の詳細はこちら

なお、レポートの内容は以下より音声にてお聞きいただけるようになっております。ぜひこちらもご利用ください。※YouTubeで再生されます。

・・・

各機能ポートフォリオの月間運用

1.グロース・ポートフォリオ

画像1

3つの機能ポートフォリオの内、成長株式を中心として組入れているグロース・ポートフォリオは円ベースで5.41%の上昇となりました。

前月に引き続き、想定よりも早い経済回復が期待されることにより、投資家がリスクを取りやすい市場環境となりました。このような市場環境に加えて、市場内では物価が上昇するのではないかとの懸念があり、長期金利を中心に金利が上昇、景気敏感株を多く含むバリュー株式が特に好調となりました。

2103_02_地域別

地域別の寄与度をみると、米国株式が1.78%、日本株式が0.08%のプラス寄与となりました。

また、新興国株式に関しては、インド株式は0.19%、台湾株式は0.18%のプラス寄与となった一方で、中国株式は0.74%のマイナス寄与となりました。米国市場の内訳では、好調であった米国大型バリュー株式は1.31%のプラス寄与。また、米国大型成長株式は0.29%、米国ESG株式は0.23%のプラス寄与となりました。他方で、米国中型成長株式は0.05%のマイナス寄与となりました。

当月においては、リアロケーションによるポートフォリオの変更はありませんでした。

2103_02_グロース

2.インカム・ポートフォリオ

画像4

安定した資産成長を目指すため債券を中心に組み入れているインカム・ポートフォリオは円ベースで2.28%の上昇となりました。

主要経済指数が示す好調な結果を受けて、想定よりも早い経済回復が期待されることや前月から引き続きに新型コロナワクチンの接種が拡大していることなど、市場内での景気回復への期待が大きく高まりました。そのため、投資家がリスクを取りやすい市場環境となり、国債と社債の金利差であるクレジットスプレッドが縮小、また、米国国債金利については長期金利を中心に大きく上昇しました。

この結果、比較的満期が短く、リスクの高い債券は好調となり、米ドル建て短期ハイイールド債券は0.13%のプラス寄与となりました。米ドル建てシニアローンは0.02%のマイナス寄与となりました。クレジットスプレッドが大幅に拡大した影響を受け、相対的にリスクの低い債券については不調となり、米ドル建て短期投資適格社債は0.02%、米ドル建て投資適格債券は0.08%のマイナス寄与となりました。同様に、米ドル建てモーゲージ証券は0.10%のマイナス寄与となりました。米国長期国債金利が大幅に上昇したことから、米国7-10年国債は0.43%、米国超長期国債は0.83%のマイナス寄与となりました。日本国債が含まれている世界の国債(米国除く)に関しては、円安の影響を受けたことから0.21%のマイナス寄与となりました。

四半期に一度のリアロケーションにおいては、米ドル建て投資適格社債を売却し、世界の国債の組み入れ比率を上げました。その他には、米ドル建て短期ハイイールド債券、米ドル建てシニアローン、米ドル建てモーゲージ証券の組み入れ比率を下げ、米国7-10年国債、米国超長期国債の組み入れ比率を上げました。
*ボンドイールドの平均:各保有銘柄YTM(Yield-to-Maturity/最終利回り)の加重平均

2103_03_インカム

3.インフレヘッジ・ポートフォリオ

画像6

物価変動による影響から資産を守る目的のインフレヘッジ・ポートフォリオは円ベースで5.44%上昇しました。

OPEC加盟国による協調減産が継続されたこと並びに世界的な経済活動の再開に伴い高まる原油需要を受け、原油価格が前月に続き、上昇基調となりました。また、投資家がリスクを取りやすい市場環境となったことから、安全資産である金及び銀が下落した一方で、不動産関連株式が上昇しました。

2103_04_インフレヘッジ

累積収益率

USDベース

JPYベース

※上記の各機能ポートフォリオのパフォーマンス及び運用状況に係るコメントは、当月1ヶ月間を通じた弊社モデルポートフォリオのものです。モデルポートフォリオは、THEOの運用方針に基づき、弊社が実際に運用しているものです。各機能ポートフォリオは、300万円以上の資産残高となっています。モデルポートフォリオのパフォーマンスは、配当再投資、運用報酬控除前、税金・取引手数料控除後で計算されています。THEOのお客様のポートフォリオのパフォーマンスは、運用報酬控除後、取引手数料は無料で計算されます。また、月中の入出金や資産残高によっても、そのポートフォリオはモデルポートフォリオとは異なりますので、その運用結果は同一とはなりません。その旨ご留意ください。

・・・

THEOの運用については、「THEOの仕組み」をご覧ください。
運用方針、運用モデルについて、詳しくは、「THEOホワイトペーパー」をご参照ください。

株式会社お金のデザイン
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第2796号
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人投資信託協会
リスク・手数料の詳細はこちら


みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!