【2022年12月】おまかせ資産運用THEO[テオ]マンスリーレポート
THEOは、定期的に機能ポートフォリオに組入れているETFやその配分を見直す「リアロケーション」を行います。また、お客さまのポートフォリオと目標値との乖離を修正する「リバランス」も行っています。これらはTHEOの自動運用の主な機能です。
毎月お届けする本レポートでは、その月の市況および運用状況、ならびに月初に行ったリアロケーションについてお届けします。
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各機能ポートフォリオの月間運用状況
1.グロース・ポートフォリオ
3つの機能ポートフォリオのうち、成長株式を中心として組み入れているグロース・ポートフォリオは米ドルベースで -4.33%、円ベースでは -9.16%となりました。
12月の世界株式市場は総じて下落しました。米国・欧州では、主要中央銀行による金融引き締めが長期化するとの見方や景気後退による業績懸念が強まったことを嫌気して、株式が下落しました。日本株も、円高の進行や欧米株式の下落、日銀が長期金利の許容変動幅を予想外に広げたことなどを受けて下落しました。一方で、中国、香港株は中国政府によるゼロコロナ政策の緩和を好感して上昇しました。
米ドルは対円で下落しました。日銀が、金融政策決定会合で長期金利の許容変動幅の拡大を決めたことなどから、米ドルは対円で売られる展開となりました。
地域別の寄与度では、米国株式が -3.21%、欧州株式が -0.22%、日本株式が -0.16%となりなりました。
米国株式の中では、大型成長株式が -1.43%と大きなマイナスになっています。新興国株式も中国が若干プラス寄与しましたが、全体的にマイナスとなりました。(寄与度は米ドルベース)
なお、1月に入ってからのリアロケーションによるポートフォリオの変更はありません。
「THEOグリーン」のグロース・ポートフォリオ
グロース・ポートフォリオのグリーン(ESG関連銘柄)は米ドルベースで -4.44%、円ベースでは -9.26%となりました。
12月の世界株式市場は、米国や欧州の中央銀行の利上げ継続姿勢を受けて、景気減速リスクが意識されたことなどから下落しました。
ポートフォリオで組み入れているESGに着目したETFも、同様に軟調な展開となりました。欧州や新興国などに比べて米国株式の下落率が比較的大きかったことから、パフォーマンスへの寄与度では米国株が主なマイナス要因となりました。(寄与度は米ドルベース)
なお、1月に入ってからのリアロケーションによるポートフォリオの変更はありません。
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https://theo.blue/lp/feature/theo-green/
2.インカム・ポートフォリオ
安定した資産成長を目指すため債券を中心に組み入れているインカム・ポートフォリオは米ドルベースで -0.74%、円ベースでは -5.75%となりました。
12月の債券市場は下落しました。米国では、FOMC(米連邦公開市場委員会)において金融引き締め継続姿勢が示されたことを受け、景気減速懸念から金利が低下する場面もありましたが、欧州や日本での利上げや政策修正などの影響もあり月の後半に金利は上昇しました。欧州でも、ECB(欧州中央銀行)が0.50%の利上げを決定し、さらにインフレへの強い警戒感を表明したことで、域内主要国金利は上昇傾向となりました。日本では、金融政策決定会合で、イールドカーブコントロールにおける長期金利の許容変動幅の修正が決定されたことで、長期金利が上昇しました。
米ドルは対円で下落しました。日銀が金融政策決定会合で長期金利の許容変動幅の拡大を決めたことなどから、米ドルは対円で売られる展開となりました。
このような市場環境のなか、ファンドで保有するETFも全体的に軟調な推移となりました。パフォーマンスへの寄与度としては、米ドル建て社債や米国モーゲージ証券などが比較的大きなマイナスとなりました。(寄与度は米ドルベース)
なお、1月に入ってからリアロケーションを行い、米国の7-10年国債を売却して米国短期国債を買い増しました。
3.インフレヘッジ・ポートフォリオ
物価変動による影響から資産を守る目的のインフレヘッジ・ポートフォリオは米ドルベースで -0.98%、円ベースでは -5.98%となりました。
12月のエネルギー関連株式は、原油価格が米国の金融政策や中国におけるコロナ対策の緩和の影響などをにらみながら神経質な展開となるなか、軟調な推移となりました。また、不動産関連株式も、米国における利上げ継続観測や日本銀行による長期金利の許容変動幅拡大などを受けて下落しました。一方で、金、銀などの貴金属価格は米ドルがユーロや円などに対して下落したことや、株式市場が下落したことによるリスク回避的な資金が流入したことなどから上昇しました。
米ドルは対円で下落しました。日銀が金融政策決定会合で長期金利の許容変動幅の拡大を決めたことなどから、米ドルは対円で売られる展開となりました。
このような環境下、ファンドが保有するETFのパフォーマンスへの寄与度では、金、銀がプラス寄与したものの、米国不動産関連株式が大きなマイナスとなったほか、エネルギー関連株などもマイナス寄与となりました。(寄与度は米ドルベース)
インフレヘッジ・ポートフォリオの参照指数である輸入物価指数は前月比-4.1%となっています。
なお、1月に入ってからリアロケーションを行いましたが、ETFの組み入れ比率に大きな変更はありませんでした。
累積収益率
※ 上記の各機能ポートフォリオのパフォーマンスおよび運用状況に係るコメントは、当月1ヶ月間を通じた弊社モデルポートフォリオに対するものです。お客様のポートフォリオにおける各機能ポートフォリオ部分は、モデルポートフォリオに基づき運用されます。モデルポートフォリオのパフォーマンスは、運用報酬控除前、税金・取引手数料控除前で計算されています。THEOのお客様のポートフォリオのパフォーマンスは、運用報酬控除後、取引手数料は無料で計算されます。また、月中の入出金や資産残高によっても、そのポートフォリオはモデルポートフォリオとは異なりますので、その運用結果は同一とはなりません。その旨ご留意ください。
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運用方針、運用モデルについて、詳しくは「THEOホワイトペーパー」をご参照ください。