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【2022年3月】 おまかせ資産運用THEO[テオ]マンスリーレポート

THEOは、定期的に機能ポートフォリオに組入れているETFやその配分を見直す「リアロケーション」を行います。また、お客さまのポートフォリオと目標値との乖離を修正する「リバランス」を行っています。これらがTHEOの自動運用の主な機能です。

毎月お届けする本レポートでは、その月の市況及び運用状況、ならびに月初に行ったリアロケーションについてお届けします。
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レポートの内容は以下の動画でもご覧いただけます。※YouTubeで再生されます。

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各機能ポートフォリオの月間運用状況

1.グロース・ポートフォリオ

3つの機能ポートフォリオのうち、成長株式を中心として組み入れているグロース・ポートフォリオは米ドルベースで+1.18%の上昇、円ベースでは+7.09%の上昇となりました。

3月の世界株式市場は総じて上昇しました。上旬は、ロシアによるウクライナ侵攻を受けて主要国市場は軟調に推移しました。しかし、月後半にはFRB(米連邦準備制度理事会)が金融引き締めに積極的な姿勢を示し金融政策への不透明感が払拭されたことで米国株は反発、欧州株、日本株もこれを好感して上昇に転じました。中国株は新型コロナウイルスの感染拡大に伴うロックダウンが実施されたことなどから下落しました。

米ドルは対円で大きく上昇しました。FRBによる金融引き締めへの積極的な姿勢が強まる一方、日銀は金融緩和を維持する動きを見せたため、日米金利差が拡大するとの見方から米ドルは対円で大きく上昇しました。

地域別の寄与度では、米国株式が+1.91%、欧州株式が+0.03%、日本株式が-0.19%となり、米国が大きくプラス寄与する結果となりました。

米国株式の中では、大型成長株が+0.76%、大型バリュー株が+0.67%と大型株の寄与が大きくなっています。新興国株式では中国株式が-0.47%のマイナスとなりました。(寄与度は米ドルベース)
これに加え、為替がドル高円安方向に動いたことが円ベースのリターンに大きくプラス寄与しています。

なお、4月に入ってからのリアロケーションによるポートフォリオの変更はありません。

「THEOグリーン」のグロース・ポートフォリオ

グロース・ポートフォリオのグリーン(ESG関連銘柄)は米ドルベースで+1.40%の上昇、円ベースでは+7.33%の上昇となりました。

ウクライナにおける戦争が長期化する中、世界株式市場は各国中央銀行の政策などを織り込みながら米国大型株を中心に全体としては上昇しました。
ポートフォリオで組み入れているESGに着目したETFも株式市場に概ね連動する形で上昇しましたが、特に米国の大型株が上昇したことがプラス寄与となっています。

なお、4月に入ってからのリアロケーションによるポートフォリオの変更はありません。

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2.インカム・ポートフォリオ

安定した資産成長を目指すため債券を中心に組み入れているインカム・ポートフォリオは米ドルベースで-2.86%の下落、円ベースでは+2.82%の上昇となりました。

ウクライナ情勢への不透明感は依然残るものの、停戦交渉への期待や、原油価格の急騰が一巡したことなどから市場の不安定さは若干後退しました。一方で、インフレ加速を示すデータが発表されたことなどからFRB(米国連邦準備制度理事会)は予想通り0.25%の利上げを実施しました。同時に、ウクライナ情勢や供給制約等から目先の経済見通しを下方修正しつつも、景気は底堅いとの認識から金融引き締めへの積極的な姿勢を示しました。これを受けて、債券価格は下落(利回りは上昇)しました。

米ドルは対円で大きく上昇しました。FRBによる金融引き締めへの積極的な姿勢が強まる一方、日銀は金融緩和を維持する動きを見せたため、日米金利差が拡大するとの見方から米ドルは対円で大きく上昇しました。

ファンドパフォーマンスへの寄与度としては、米国超長期国債が-0.94%、米国7-10年国債は-0.70%のマイナス寄与となりました。米国以外の国債も-0.38%のマイナスとなりました。国債以外にも、米国モーゲージ証券が-0.49%のマイナス寄与となるなど全体的にマイナス傾向となりました。(寄与度は米ドルベース)

一方で、為替がドル高円安方向に動いたことが円ベースのリターンに大きくプラス寄与しています。

なお、4月に入ってからリアロケーションを行い、米国7-10年国債の組み入れ比率を減らして米ドル建て社債の組み入れを増やすなどのポートフォリオの調整を行いました。

3.インフレヘッジ・ポートフォリオ

物価変動による影響から資産を守る目的のインフレヘッジ・ポートフォリオは米ドルベースで+3.48%の上昇、円ベースでは+9.53%の上昇となりました。

3月の現物資産市場は、ウクライナでの戦争が長期化し各国のロシアへの制裁が強まる中、全体として上昇しました。原油価格はロシアに対する経済制裁に伴う需給悪化懸念などから上昇しました。金、銀などの貴金属は投資家のリスク回避姿勢を背景に上昇しました。不動産は米国の金利上昇やウクライナ情勢などを受けて1月から軟調に推移していましたが、3月に入ると買い戻しが入り上昇しました。

米ドルは対円で大きく上昇しました。FRBによる金融引き締めへの積極的な姿勢が強まる一方、日銀は金融緩和を維持する動きを見せたため、日米金利差が拡大するとの見方から米ドルは対円で大きく上昇しました。

このような環境下、ファンドパフォーマンスへの寄与度では、米国不動産関連株式が +2.03%のプラス寄与となりました。エネルギー関連株式も原油価格の上昇などを受けて+0.74%のプラスとなったほか、クリーンエネルギー関連株式もプラス寄与となりました。(寄与度は米ドルベース)
これに加え、為替がドル高円安方向に動いたことが円ベースのリターンに大きくプラス寄与しています。
インフレヘッジ・ポートフォリオの参照指数である輸入物価指数は前月比+3.3%の上昇となっています。

なお、4月に入ってからリアロケーションを行いましたが、ETFの組み入れ比率に大きな変更はありませんでした。

累積収益率

※上記の各機能ポートフォリオのパフォーマンス及び運用状況に係るコメントは、当月1ヶ月間を通じた弊社モデルポートフォリオに対するものです。お客様のポートフォリオにおける各機能ポートフォリオ部分は、モデルポートフォリオに基づき運用されます。モデルポートフォリオのパフォーマンスは、運用報酬控除前、税金・取引手数料控除前で計算されています。THEOのお客様のポートフォリオのパフォーマンスは、運用報酬控除後、取引手数料は無料で計算されます。また、月中の入出金や資産残高によっても、そのポートフォリオはモデルポートフォリオとは異なりますので、その運用結果は同一とはなりません。その旨ご留意ください。

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THEOの運用については、「THEOの仕組み」をご覧ください。
運用方針、運用モデルについて、詳しくは「THEOホワイトペーパー」をご参照ください。

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