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【2023年9月】おまかせ資産運用THEO[テオ]マンスリーレポート

THEOは、定期的に機能ポートフォリオに組入れているETFやその配分を見直す「リアロケーション」を行います。また、お客さまのポートフォリオと目標値との乖離を修正する「リバランス」も行っています。これらはTHEOの自動運用の主な機能です。

毎月お届けする本レポートでは、その月の市況および運用状況、ならびに月初に行ったリアロケーションについてお届けします。
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各機能ポートフォリオの月間運用状況

1.グロース・ポートフォリオ

3つの機能ポートフォリオのうち、成長株式を中心として組み入れているグロース・ポートフォリオは米ドルベースで -3.82%、円ベースでは -1.29%となりました。

9月の世界株式市場は概ね下落しました。米国株式市場は、米長期金利の上昇や、来年の利下げペースを縮小する見通しであるとのFRB(米連邦準備制度理事会)のタカ派的な姿勢を受けて下落しました。欧州の株式市場は、ECB(欧州中央銀行)が10会合連続となる利上げを決定し、金融引き締め長期化への懸念から下落しました。日本の株式市場は、月の前半は上昇したものの、世界株式市場の下落に伴い下旬から月末にかけて軟調な展開となりました。中国株式市場は、中国経済の先行き不安や不動産市場の悪化から下落しました。

米ドルは対円で上昇しました。堅調な米経済を背景に米国の長期金利が上昇し、日米金利差が拡大したことで円安となりました。この為替の効果がポートフォリオの円ベースパフォーマンスにプラス寄与となりました。

米ドルベースで見た地域別の寄与度では、米国株式が -2.68%、欧州株式が -0.50%、日本株式が -0.17%となりました。

米国株式の中では米国大型バリュー株式、米国大型成長株式のマイナス寄与が大きくなりました。新興国株式もインド株式が若干プラス寄与しましたが全体としてはマイナス寄与となっています。(寄与度は米ドルベース)

10月に入ってからのリアロケーションによるポートフォリオの変更はありません。

「THEOグリーン」のグロース・ポートフォリオ

グロース・ポートフォリオのグリーン(ESG関連銘柄)は米ドルベースで -4.48%、円ベースでは -1.97%となりました。

9月の世界株式市場は、欧米主要国における金融引き締め長期化懸念、米国政府の予算案審議の難航、中国景気の先行き不透明感などを背景に全体として下落しました。

米ドルは対円で上昇しました。堅調な米経済を背景に米国の長期金利が上昇し、日米金利差が拡大したことで円安となりました。この為替の効果がポートフォリオの円ベースパフォーマンスにプラス寄与となりました。

このような市場環境の中、ポートフォリオで組み入れているESGに着目したETFも全体的に軟調に推移しました。パフォーマンスへの寄与度としては、組み入れ比率の高い米国大型株式が比較的大きなマイナスとなりました。(寄与度は米ドルベース)

10月に入ってからのリアロケーションによるポートフォリオの変更はありません。

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2.インカム・ポートフォリオ

安定した資産成長を目指すため債券を中心に組み入れているインカム・ポートフォリオは米ドルベースで -1.43%、円ベースでは +1.16%となりました。

9月の米国債券市場では、原油価格の上昇や良好な景気指標に加え、FOMC(米連邦公開市場委員会)で引き続き年内の追加利上げ方針が示され、当局のタカ派的な姿勢継続が明らかになったことで、金利が大幅に上昇(債券価格は下落)しました。欧州においては、欧米の中央銀行による金融引き締め姿勢の長期化観測により域内金利は上昇となりました。加えて、フランスやイタリアでの財政リスクへの懸念が高まったことも金利上昇の要因となりました。日本では、当月の金融政策決定会合で金融緩和策の現状維持が決定されました。米国金利上昇などもあり、国内金利は上昇となりました。

米ドルは対円で上昇しました。堅調な米経済を背景に米国の長期金利が上昇し、日米金利差が拡大したことで円安となりました。この為替の効果がポートフォリオの円ベースパフォーマンスにプラス寄与となりました。

このような市場環境のなか、ポートフォリオで保有するETFのパフォーマンスへの寄与度は、米ドル建て投資適格社債、米ドル建てモーゲージ証券などが比較的大きなマイナスとなりました。(寄与度は米ドルベース)

10月に入ってからリアロケーションを行い、米国シニアローンの組み入れ比率を下げて、米ドル建てエマージング債券を組み入れるなどの比率調整を行いました。

3.インフレヘッジ・ポートフォリオ

物価変動による影響から資産を守る目的のインフレヘッジ・ポートフォリオは米ドルベースで -4.83%、円ベースでは -2.33%となりました。

9月の不動産関連株式は、欧米主要国での金融引き締め長期化懸念から長期金利が上昇したことなどを受けて下落しました。サウジアラビアやロシアが減産を継続し、需給悪化懸念から原油価格が上昇したため石油・ガス関連株は上昇しましたが、クリーンエネルギー関連株は株式市場全体が軟調に推移するなか下落しました。金、銀などの貴金属価格は、米国金利が上昇したことや米ドルが主要通貨に対して上昇したことなどを受けて下落しました。

米ドルは対円で上昇しました。堅調な米経済を背景に米国の長期金利が上昇し、日米金利差が拡大したことで円安となりました。この為替の効果がポートフォリオの円ベースパフォーマンスにプラス寄与となりました。

このような環境下で、ポートフォリオが保有するETFのパフォーマンスへの寄与度では、米国不動産関連株式、インフラ関連株式、金、銀などが比較的大きなマイナスとなりました。(寄与度は米ドルベース)

インフレヘッジ・ポートフォリオの参照指数である輸入物価指数は前月比+2.1%となっています。

10月に入ってからリアロケーションを行いましたが、ETFの組み入れ比率に大きな変更はありませんでした。

累積収益率

※ 上記の各機能ポートフォリオのパフォーマンスおよび運用状況に係るコメントは、当月1ヶ月間を通じた弊社モデルポートフォリオに対するものです。お客様のポートフォリオにおける各機能ポートフォリオ部分は、モデルポートフォリオに基づき運用されます。モデルポートフォリオのパフォーマンスは、運用報酬控除前、税金・取引手数料控除前で計算されています。THEOのお客様のポートフォリオのパフォーマンスは、運用報酬控除後、取引手数料は無料で計算されます。また、月中の入出金や資産残高によっても、そのポートフォリオはモデルポートフォリオとは異なりますので、その運用結果は同一とはなりません。その旨ご留意ください。

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THEOの運用については、「THEOの仕組み」をご覧ください。
運用方針、運用モデルについて、詳しくは「THEOホワイトペーパー」をご参照ください。

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