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【2023年6月】おまかせ資産運用THEO[テオ]マンスリーレポート

THEOは、定期的に機能ポートフォリオに組入れているETFやその配分を見直す「リアロケーション」を行います。また、お客さまのポートフォリオと目標値との乖離を修正する「リバランス」も行っています。これらはTHEOの自動運用の主な機能です。

毎月お届けする本レポートでは、その月の市況および運用状況、ならびに月初に行ったリアロケーションについてお届けします。
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各機能ポートフォリオの月間運用状況

1.グロース・ポートフォリオ

3つの機能ポートフォリオのうち、成長株式を中心として組み入れているグロース・ポートフォリオは米ドルベースで +6.00%、円ベースでは +9.77%となりました。

6月の世界株式市場は概ね上昇しました。米国株式市場は、5月のCPI(消費者物価指数)が前月発表値から減速し、インフレ圧力が弱まったことや、堅調な経済指標を受けて上昇しました。欧州の株式市場は、米国の景気回復期待から上昇しました。日本の株式市場は、円安が加速したことや、海外投資家による資金流入の増加などから上昇しました。中国株式市場は、軟調な経済指標や米中対立の悪化懸念などが重しとなり、ほぼ横ばいの推移となった一方、香港市場への影響は限定的となりハンセン指数は上昇しました。

米ドルは対円で上昇しました。日銀の金融政策決定会合で現行の金融緩和策が維持されたことや、FOMC(米連邦公開市場委員会)において年内2回の追加利上げが示唆されたことなどを受け、円安となりました。この為替の効果がポートフォリオの円ベースパフォーマンスにプラス寄与となりました。

米ドルベースで見た地域別の寄与度では、米国株式が +4.21%、欧州株式が +0.52%、日本株式が +0.41%となりました。

米国株式の中では、大型成長株式が+1.38%、大型バリュー株式が+1.24%と比較的大きくプラス寄与しました。新興国株式もインド株式をはじめとして全体としてプラス寄与となりました。(寄与度は米ドルベース)

7月に入ってからのリアロケーションによるポートフォリオの変更はありません。

「THEOグリーン」のグロース・ポートフォリオ

グロース・ポートフォリオのグリーン(ESG関連銘柄)は米ドルベースで +5.76%、円ベースでは +9.52%となりました。

6月の世界株式市場は上昇しました。米国の5月CPI(消費者物価指数)が前月発表値より減速し、インフレ圧力が弱まったことが好感されました。月の半ばには利上げ継続観測が広がり下落する場面もありましたが、金融引き締め環境下でも堅調な経済指標を好感して月次では上昇しました。

米ドルは対円で上昇しました。日銀の金融政策決定会合で現行の金融緩和策が維持されたことや、FOMC(米連邦公開市場委員会)において年内2回の追加利上げが示唆されたことなどを受け、円安となりました。この為替の効果がポートフォリオの円ベースパフォーマンスにプラス寄与となりました。

このような市場環境の中、ポートフォリオで組み入れているESGに着目したETFも全体的に上昇しました。パフォーマンスへの寄与度では、米国大型株が大きなプラスなりました。(寄与度は米ドルベース)

7月に入ってからのリアロケーションによるポートフォリオの変更はありません。

おまかせ資産運用でESG投資ができる「THEOグリーン」についてはこちら

2.インカム・ポートフォリオ

安定した資産成長を目指すため債券を中心に組み入れているインカム・ポートフォリオは米ドルベースで +0.34%、円ベースでは +3.91%となりました。

6月の米国国債市場では、当月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で利上げ見送りが決定されたものの、年内2回の追加利上げの可能性が示されたことや、月末に発表された堅調な経済指標などを反映して利回りが上昇(債券価格は下落)しました。欧州では、ECB(欧州中央銀行)が0.25%の利上げを決定し、次回会合での利上げにも言及したことに加え、コアインフレ率が加速したことなどから利上げ長期化観測が強まり、金利が上昇しました。日本では、金融政策決定会合で金融緩和策の現状維持が決定されたことなどを背景に金利は低下傾向となりました。そのほか、堅調な景気指標や株価の上昇などリスク選好的な市場環境を反映して、ハイイールド債などの価格は上昇しました。

米ドルは対円で上昇しました。日銀の金融政策決定会合で現行の金融緩和策が維持されたことや、FOMC(米連邦公開市場委員会)において年内2回の追加利上げが示唆されたことなどを受け、円安となりました。この為替の効果がポートフォリオの円ベースパフォーマンスにプラス寄与となりました。

このような市場環境のなか、ポートフォリオで保有するETFのパフォーマンスへの寄与度としては、米国債や米国モーゲージ証券などがマイナスとなりましたが、米ドル建てシニアローンや米国短期ハイイールド債券などがプラスとなりました。(寄与度は米ドルベース)

7月に入ってからリアロケーションを行い、米国中期国債と米ドル建てシニアローンの比率を若干下げて米国短期国債と米ドル建てハイイールド社債の比率を上げるなどの比率調整を行いました。

3.インフレヘッジ・ポートフォリオ

物価変動による影響から資産を守る目的のインフレヘッジ・ポートフォリオは米ドルベースで +1.77%、円ベースでは +5.39%となりました。

6月のエネルギー関連株式は、米国で堅調な景気指標を受けて景気減速懸念が後退したことなどから上昇しました。世界の不動産関連株式も、米国の金融引き締め継続懸念などから下落する場面もありましたが、月次では堅調な景気指標を背景に上昇しました。株式市場が全体として上昇し投資家のリスク選好が高まるなか、貴金属価格は金利の上昇もあり軟調な推移となりました。

米ドルは対円で上昇しました。日銀の金融政策決定会合で現行の金融緩和策が維持されたことや、FOMC(米連邦公開市場委員会)において年内2回の追加利上げが示唆されたことなどを受け、円安となりました。この為替の効果がポートフォリオの円ベースパフォーマンスにプラス寄与となりました。

このような環境下で、ポートフォリオが保有するETFのパフォーマンスへの寄与度では、米国不動産関連株式などがプラスとなった一方、貴金属(金、銀)がマイナスとなりました。(寄与度は米ドルベース)

インフレヘッジ・ポートフォリオの参照指数である輸入物価指数は前月比-1.2%となっています。
7月に入ってからリアロケーションを行いましたが、ETFの組み入れ比率に大きな変更はありませんでした。

累積収益率

※ 上記の各機能ポートフォリオのパフォーマンスおよび運用状況に係るコメントは、当月1ヶ月間を通じた弊社モデルポートフォリオに対するものです。お客様のポートフォリオにおける各機能ポートフォリオ部分は、モデルポートフォリオに基づき運用されます。モデルポートフォリオのパフォーマンスは、運用報酬控除前、税金・取引手数料控除前で計算されています。THEOのお客様のポートフォリオのパフォーマンスは、運用報酬控除後、取引手数料は無料で計算されます。また、月中の入出金や資産残高によっても、そのポートフォリオはモデルポートフォリオとは異なりますので、その運用結果は同一とはなりません。その旨ご留意ください。

THEOの運用については、「THEOの仕組み」をご覧ください。
運用方針、運用モデルについて、詳しくは「THEOホワイトペーパー」をご参照ください。

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