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【2023年12月】おまかせ資産運用THEO[テオ]マンスリーレポート

THEOは、定期的に機能ポートフォリオに組入れているETFやその配分を見直す「リアロケーション」を行います。また、お客さまのポートフォリオと目標値との乖離を修正する「リバランス」も行っています。これらはTHEOの自動運用の主な機能です。

毎月お届けする本レポートでは、その月の市況および運用状況、ならびに月初に行ったリアロケーションについてお届けします。
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各機能ポートフォリオの月間運用状況

1.グロース・ポートフォリオ

3つの機能ポートフォリオのうち、成長株式を中心として組み入れているグロース・ポートフォリオは米ドルベースで +5.59%、円ベースでは +0.47%となりました。

12月の世界株式市場は、ややまちまちな内容ながら全体としては上昇しました。米国株式市場は、インフレ鈍化が観測されたことにより利下げ期待が高まったことなどから上昇しました。欧州の株式市場もECB(欧州中央銀行)による利下げ期待から上昇しました。日本の株式市場は、米金利の低下による円高の影響から軟調な展開となりましたが、米国の株価高を受けて底堅く推移し、小幅な下落となりました。中国株式市場は、不動産市場の低迷や小売売上高の低下などを受けて上海市場が下落しましたが、香港市場への影響は限定的となり、ハンセン指数はほぼ横ばいの推移となりました。

為替市場では、FOMC(米連邦公開市場委員会)において2024年中の利下げ開始が示唆されたことを受けて米長期金利が低下し、円高ドル安となりました。この為替の効果がポートフォリオの円ベースパフォーマンスにマイナス寄与となりました。

米ドルベースで見た地域別の寄与度では、米国株式が +3.64%、欧州株式が +0.64%、日本株式が +0.30%となりました。

米国株式の中では米国の大型株式が大きくプラス寄与しています。新興国株式も全体としてはプラス寄与となりました。(寄与度は米ドルベース)

1月に入ってからのリアロケーションによるポートフォリオの変更はありません。

「THEOグリーン」のグロース・ポートフォリオ

グロース・ポートフォリオのグリーン(ESG関連銘柄)は米ドルベースで +5.01%、円ベースでは -0.08%となりました。

12月の世界株式市場は、国によってまちまちな内容ながら、欧米の中央銀行が2024年に利下げに転じるとの見方から主要国の金利が低下したことなどを受けて全体としては上昇しました。

為替市場では、FOMC(米連邦公開市場委員会)において2024年中の利下げ開始が示唆されたことを受けて米長期金利が低下し、円高ドル安となりました。この為替の効果がポートフォリオの円ベースパフォーマンスにマイナス寄与となりました。

このような市場環境の中、ポートフォリオで組み入れているESGに着目したETFも上昇しました。組み入れ比率の大きい米国株式のほか、北米を除く先進国や新興国などの株式がポートフォリオのパフォーマンスに対してプラス寄与しました。(寄与度は米ドルベース)

1月に入ってからのリアロケーションによるポートフォリオの変更はありません。

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2.インカム・ポートフォリオ

安定した資産成長を目指すため債券を中心に組み入れているインカム・ポートフォリオは米ドルベースで +2.92%、円ベースでは -2.06%となりました。

12月の米国債券市場では、当月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で3会合連続となる政策金利の据え置きが決定され、また、パウエル議長によるハト派的発言から早期利下げ観測が強まり、長期金利は大幅に低下(債券価格は上昇)しました。欧州でも米国同様、イングランド銀行、ECB(欧州中央銀行)が政策金利の据え置きを決定したことに加え、インフレ鈍化や低調な経済指標により長期金利は大幅に低下となりました。日本では、米国金利の低下や金融政策決定会合で金融緩和策継続が決定されたことで長期金利は低下しました。その他、リスク選好的な市場環境を反映して、新興国債券やハイイールド社債なども好調でした。

為替市場では、FOMC(米連邦公開市場委員会)において2024年中の利下げ開始が示唆されたことを受けて米長期金利が低下し、円高ドル安となりました。この為替の効果がポートフォリオの円ベースパフォーマンスにマイナス寄与となりました。

このような市場環境のなか、ポートフォリオで保有するETFのパフォーマンスへの寄与度は、米ドル建て投資適格社債、米ドル建てモーゲージ証券などが比較的大きなプラスとなりました。(寄与度は米ドルベース)

1月に入ってからリアロケーションを行い、米ドル建て短期投資適格社債、米ドル建てエマージング債券の組み入れ比率を下げて、米ドル建て投資適格社債、米ドル建てシニアローンの比率を上げるなどの比率調整を行いました。

3.インフレヘッジ・ポートフォリオ

物価変動による影響から資産を守る目的のインフレヘッジ・ポートフォリオは米ドルベースで +4.22%、円ベースでは -0.83%となりました。

12月の不動産関連株式は、欧米の長期金利が低下したことなどから先月に引き続き大幅に上昇しました。原油価格は、中東での地政学リスクが意識されながらも、中国や米国などの景気減速懸念から下落しました。これを受けて、エネルギー関連株式は上昇した株式市場全体に対して劣後する形となりましたが、クリーンエネルギー関連株式は金利低下などから大きく上昇しました。貴金属価格は、米国の金利低下や米ドル安などが買い材料となりましたが、先月大幅に上昇していた銀が下落するなど方向感に欠ける展開となりました。

為替市場では、FOMC(米連邦公開市場委員会)において2024年中の利下げ開始が示唆されたことを受けて米長期金利が低下し、円高ドル安となりました。この為替の効果がポートフォリオの円ベースパフォーマンスにマイナス寄与となりました。

このような環境下で、ポートフォリオのパフォーマンスに対するETFの寄与度では、米国不動産関連株式が大きくプラスとなりました。(寄与度は米ドルベース)

インフレヘッジ・ポートフォリオの参照指数である輸入物価指数は前月比-3.0%となっています。

1月に入ってからリアロケーションを行い、金ETFの組み入れ比率を下げて米国物価連動債の組み入れ比率を上げるなどの比率調整を行いました。

累積収益率

※ 上記の各機能ポートフォリオのパフォーマンスおよび運用状況に係るコメントは、当月1ヶ月間を通じた弊社モデルポートフォリオに対するものです。お客様のポートフォリオにおける各機能ポートフォリオ部分は、モデルポートフォリオに基づき運用されます。モデルポートフォリオのパフォーマンスは、運用報酬控除前、税金・取引手数料控除前で計算されています。THEOのお客様のポートフォリオのパフォーマンスは、運用報酬控除後、取引手数料は無料で計算されます。また、月中の入出金や資産残高によっても、そのポートフォリオはモデルポートフォリオとは異なりますので、その運用結果は同一とはなりません。その旨ご留意ください。

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THEOの運用については、「THEOの仕組み」をご覧ください。
運用方針、運用モデルについて、詳しくは「THEOホワイトペーパー」をご参照ください。

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