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【2021年2月】 THEO マンスリーレポート

THEOは、定期的に組入れETFの見直し(リアロケーション)を行います。この「リアロケーション」と、お客さまのポートフォリオと目標値との乖離を修正する「リバランス」が、THEOの自動運用の主な機能となります。

毎月お届けする本レポートでは、その月の市況および運用状況、並びに月初に行ったリアロケーションについてお届けいたします。
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なお、レポートの内容は以下より音声にてお聞きいただけるようになっております。ぜひこちらもご利用ください。※YouTubeで再生されます。

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各機能ポートフォリオの月間運用状況

1.グロース・ポートフォリオ

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グロース・ポートフォリオは米ドルベースで2.41%の上昇、円ベースでは4.22%の上昇となりました。

米国にて経済支援策の成立及びにワクチン接種の拡大に伴い経済が正常化することへの期待から投資家の選好はリスクオンとなりました。月末にかけては、米国長期国債金利が急上昇した影響を受け、金利上昇の影響を受けやすいグロース株式を中心に下落しました。

2102_02地域別

地域別の寄与度をみると、米国株式が1.19%、日本株式が0.35%のプラス寄与となりました。

2102_02グロース

また、新興国株式も好調であり、インド株式は0.48%、台湾株式は0.38%のプラス寄与となりました。一方、中国株式については-0.09%の寄与となりました。米国市場の内訳では、米国大型成長株式が-0.02%の寄与となりましたが、一方で、米国中型成長株式0.15%、米国大型バリュー株式は0.96%、米国ESG株式は0.11%とプラス寄与しました。

当月においては、リアロケーションによるポートフォリオの変更はありませんでした。

2.インカム・ポートフォリオ

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インカム・ポートフォリオは米ドルベースで1.79%下落し、円ベースでは0.06%の下落となりました。

米国にて経済支援策の成立及びにワクチン接種の拡大に伴い経済が正常化することへの期待から投資家の選好はリスクオンとなり、クレジットスプレッドが縮小しました。月末にかけては、経済支援策が及ぼす長期的な財政への圧迫および量的緩和縮小への懸念が高まり、米国長期国債を中心に米国国債金利が急上昇しました。

2102_03インカム

比較的満期が短く、リスクの高い債券は好調となり、米国短期ハイイールド債券は0.08%のプラス寄与、米国シニアローンは0.06%のプラス寄与となりました。他方、米ドル建て短期投資適格社債については-0.03%の寄与となりました。米国国債金利が大幅に上昇したことから、満期の長い債券は総じて不調となり、米ドル建て投資適格社債は-0.13%、米国7-10年国債は-0.43%、米国超長期国債は-0.95%の寄与となりました。その他では、米ドル建てモーゲージ証券が-0.17%の寄与となりました。

当月においては、リアロケーションによるポートフォリオの変更はありませんでした。そのため、保有銘柄内での平均デュレーションは7.30年に減少し、ボンドイールドの平均* は2.12%に上昇しました。
*ボンドイールドの平均:各保有銘柄YTM(Yield-to-Maturity/最終利回り)の加重平均

3.インフレヘッジ・ポートフォリオ

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インフレヘッジ・ポートフォリオは米ドルベースで0.76%上昇し、円ベースでは2.54%上昇しました。

1月に引き続き、新型コロナウイルスワクチン接種の拡大に伴い、経済の正常化への期待が高まる中、物価は総じて上昇しました。経済活動の再開に伴い原油需要が引き続き高まる中、米国テキサス州での大寒波の影響を受け、需給が逼迫し、原油価格が急騰することとなりました。また、投資家の選好がリスクオンとなり、安全資産である金及び銀が下落した一方で、不動産関連株式については上昇しました。

2102_04インフレ

原油価格の急騰を受け、エネルギー関連株式については2.26%のプラス寄与となった一方で、クリーンエネルギー関連株式については-0.57%の寄与となりました。その他、米国不動産関連株式は0.73%、世界不動産関連株式は0.05%、インフラ関連株式は0.07%のプラス寄与となりました。不調であった貴金属に関しては、金が-1.44%、銀が-0.07%の寄与と金の下落が顕著となりました。また、米国国債金利が大幅に上昇した影響を受け、米国物価連動債については-0.26%の寄与となりました。

なお、インフレヘッジ・ポートフォリオの参照指数である輸入物価指数は前月比4.13%の上昇となっています。また、当月においては、リアロケーションによるポートフォリオの変更はありませんでした。

累積収益率

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※上記の各機能ポートフォリオのパフォーマンス及び運用状況に係るコメントは、当月1ヶ月間を通じた弊社モデルポートフォリオのものです。モデルポートフォリオは、THEOの運用方針に基づき、弊社が実際に運用しているものです。各機能ポートフォリオは、300万円以上の資産残高となっています。モデルポートフォリオのパフォーマンスは、配当再投資、運用報酬控除前、税金・取引手数料控除後で計算されています。THEOのお客様のポートフォリオのパフォーマンスは、運用報酬控除後、取引手数料は無料で計算されます。また、月中の入出金や資産残高によっても、そのポートフォリオはモデルポートフォリオとは異なりますので、その運用結果は同一とはなりません。その旨ご留意ください。

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