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【2024年3月】おまかせ資産運用THEO[テオ]マンスリーレポート

THEOは、定期的に機能ポートフォリオに組入れているETFやその配分を見直す「リアロケーション」を行います。また、お客さまのポートフォリオと目標値との乖離を修正する「リバランス」も行っています。これらはTHEOの自動運用の主な機能です。

毎月お届けする本レポートでは、その月の市況および運用状況、ならびに月初に行ったリアロケーションについてお届けします。
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各機能ポートフォリオの月間運用状況

1.グロース・ポートフォリオ

3つの機能ポートフォリオのうち、長期的に高い成長を目指す、株式を中心として組み入れているグロース・ポートフォリオは米ドルベースで +3.21%、円ベースでは +4.15%となりました。

世界株式市場は上昇しました。
米国株式市場は、FOMC(米連邦公開市場委員会)にて年内の利下げ回数を3回とする見通しを維持したことを好感し、上昇しました。欧州の株式市場は、ECB(欧州中央銀行)による早期利下げ期待から上昇しました。日本の株式市場は、日銀が大規模な金融緩和策を解除する中、引き続き緩和的な金融環境を継続するとの見通しから上昇しました。中国株式市場は、上旬に開催された全人代にて積極的な財政政策が公表されたことを好感して小幅に上昇しました。

為替市場では、19日に日銀金融政策決定会合にて大規模な金融緩和策の解除が決定されましたが、引き続き緩和的な金融環境を継続する旨の声明文などを受けて円安が進行しました。下旬には、為替介入への警戒感もあり、1ドル151円台でほぼ横ばいに推移しました。この為替の効果がポートフォリオの円ベースパフォーマンスにプラス寄与となりました。

米ドルベースで見た地域別の寄与度では、米国株式が +2.27%、欧州株式が +0.54%、日本株式が +0.12%となりました。

米国株式の中では大型バリュー株式が大きくプラス寄与しています。新興国株式も全体としてはプラス寄与となりました。(寄与度は米ドルベース)

4月に入ってからリアロケーションを行い、日本とメキシコの組み入れ比率を上げて、インド、欧州、アジア太平洋株式(日本除く)の比率を下げるなどの比率調整を行いました。

「THEOグリーン」のグロース・ポートフォリオ

グロース・ポートフォリオのグリーン(ESG関連銘柄)は米ドルベースで +3.39%、円ベースでは +4.34%となりました。

3月の世界株式市場は、ほとんどの国で上昇しました。FOMC(米連邦公開市場委員会)で2024年の予想利下げ回数(中央値)が前回と同じ3回に据え置かれたことや、欧州での利下げ期待の高まりなどを受けて、投資家のリスク選好的な姿勢が強まりました。

為替市場では、19日に日銀金融政策決定会合にて大規模な金融緩和策の解除が決定されましたが、引き続き緩和的な金融環境を継続する旨の声明文などを受けて円安が進行しました。下旬には、為替介入への警戒感もあり、1ドル151円台でほぼ横ばいに推移しました。この為替の効果がポートフォリオの円ベースパフォーマンスにプラス寄与となりました。

このような市場環境の中、ポートフォリオで組み入れているESGに着目したETFも上昇しました。ポートフォリオのパフォーマンスに対する寄与度では、米国大型バリュー株式などが比較的大きなプラスとなりました。(寄与度は米ドルベース)

4月に入ってからリアロケーションを行い、ポートフォリオ全体のリスクコントロールの観点から、米国大型バリュー株の組み入れ比率を若干下げて、米国大型バリュー株の組み入れ比率を若干上げるなどの比率調整を行いました。

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2.インカム・ポートフォリオ

安定した資産成長を目指すため債券を中心に組み入れているインカム・ポートフォリオは米ドルベースで +0.86%、円ベースでは +1.78%となりました。

3月の米国債券市場では、インフレ関連の景気指標が予想を上回る水準で推移していることで、今後の金融政策が慎重姿勢に傾斜するとの警戒感が高まったものの、当月のFOMC(米連邦公開市場委員会)ではハト派的な内容が確認され、結果として金利はほぼ横ばいの推移となりました。欧州においては、ECB(欧州中央銀行)が当月の政策理事会で、インフレ指標は一旦落ち着いたとの見解を示し物価見通しを引き下げた一方、利下げ時期の判断は今後もデータに基づき判断するとの慎重姿勢を示しました。域内主要国金利は小幅低下となりました。日本では、月前半、日銀による金融緩和策解除とその後の利上げを織り込む形で長期金利は上昇しました。その後、金融政策決定会合にて大規模な金融緩和策の解除が決定されたものの、緩和的な金融環境は継続することが発表されたことで一転、金利は低下となり、月を通じてはほぼ横ばいの推移となりました。

為替市場では、19日に日銀金融政策決定会合にて大規模な金融緩和策の解除が決定されましたが、引き続き緩和的な金融環境を継続する旨の声明文などを受けて円安が進行しました。下旬には、為替介入への警戒感もあり、1ドル151円台でほぼ横ばいに推移しました。この為替の効果がポートフォリオの円ベースパフォーマンスにプラス寄与となりました。

このような市場環境のなか、ポートフォリオで保有するETFのパフォーマンスへの寄与度は、米ドル建て投資適格社債、米ドル建てモーゲージ証券などがプラスとなりました。(寄与度は米ドルベース)

4月に入ってからリアロケーションを行い、世界の国債(米国除く)の組み入れ比率を下げて、米ドル建てモーゲージ証券の比率を上げるなどの比率調整を行いました。

3.インフレヘッジ・ポートフォリオ

物価変動による影響から資産を守る目的のインフレヘッジ・ポートフォリオは米ドルベースで +3.92%、円ベースでは +4.87%となりました。

3月の不動産関連株式は、米欧での利下げ期待などを受けて堅調に推移しました。原油価格が、ウクライナによるロシア石油施設への攻撃によりロシア産原油の供給に対する不透明感が広がったことや、米国の堅調な経済指標を受けた石油需要拡大見通しなどから上昇し、これを受けてエネルギー関連株式は上昇しました。貴金属価格は、欧米での利下げ期待などから金、銀ともに上昇しました。

為替市場では、19日に日銀金融政策決定会合にて大規模な金融緩和策の解除が決定されましたが、引き続き緩和的な金融環境を継続する旨の声明文などを受けて円安が進行しました。下旬には、為替介入への警戒感もあり、1ドル151円台でほぼ横ばいに推移しました。この為替の効果がポートフォリオの円ベースパフォーマンスにプラス寄与となりました。

このような環境下で、ポートフォリオのパフォーマンスに対するETFの寄与度では、金や米国エネルギー関連株式がプラスとなりました。(寄与度は米ドルベース)

インフレヘッジ・ポートフォリオの参照指数である輸入物価指数は前月比-0.4%となっています。

4月に入ってからリアロケーションを行いましたが、ETFの組み入れ比率に大きな変更はありませんでした。

累積収益率

※ 上記の各機能ポートフォリオのパフォーマンスおよび運用状況に係るコメントは、当月1ヶ月間を通じた弊社モデルポートフォリオに対するものです。お客様のポートフォリオにおける各機能ポートフォリオ部分は、モデルポートフォリオに基づき運用されます。モデルポートフォリオのパフォーマンスは、運用報酬控除前、税金・取引手数料控除前で計算されています。THEOのお客様のポートフォリオのパフォーマンスは、運用報酬控除後、取引手数料は無料で計算されます。また、月中の入出金や資産残高によっても、そのポートフォリオはモデルポートフォリオとは異なりますので、その運用結果は同一とはなりません。その旨ご留意ください。

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THEOの運用については、「THEOの仕組み」をご覧ください。
運用方針、運用モデルについて、詳しくは「THEOホワイトペーパー」をご参照ください。

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